【8月22日(月)国内市況と終値】
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*22日の金は3日続落。19日のNY金が下落した流れを引き継ぎ、売りが優勢となった。先限は一時4298円と、6月29日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。今週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演待ちという状況で、買いポジションが整理されているようだ。米国では、NY連銀のダドリー総裁やアトランタ連銀のロックハート総裁に続き、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁も18日の講演で早期利上げに前向きな姿勢を示した。利上げとなれば、利子を生まない金には弱材料となる。白金も金に連れて下落。

*22日の中東産原油は7日ぶりに反落。石油製品は、原油安になびいて安い。19日にNY原油は一時48.75ドルと約1カ月半ぶりの高値を付けた。北海ブレント原油も50ドルを回復したため、NY原油も50ドルの大台を回復することが期待されたが、リグ稼動数の増加から売りが優勢となった。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが19日発表した米石油掘削リグ稼働数は、前週比10基増の406基となった。これで8週連続の増加。

*22日のゴムは上海ゴム安を反映して反落。

*22日のトウモロコシ、一般大豆はいずれもまちまち。

*22日の東京外国為替市場のドル円相場は、米早期利上げ期待や日銀追加緩和観測から100円台後半で堅調に推移した。週明けのドル円相場はオセアニア時間に、前週末のフィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の利上げに前向きな発言や黒田日銀総裁の追加緩和を示唆する発言を受けて買いが強まり、100円80銭台への上昇となった。その後は利食い売りなどに押されたが、売り一巡後は改めて買われ、午後には101円に接近した。

*22日の日経平均株価は、円高一服を好感して小幅続伸。為替が円安基調で推移したため、買いが優勢となった。


第79回 『おしえて陳さん』 
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