8月23日(火) 
【8月22日の海外相場および市況】
ny0822

*週明け22日のNY金は小幅続落。先週はNY連銀のダドリー総裁、アトランタ連銀のロックハート総裁、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁らが相次いで早期利上げに前向きな発言をし、金利を生まない金は売りが優勢となっていた。21日には、米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長が講演で、米国は雇用最大化、物価安定の目標に近いと表明し、追加利上げに言及したことも嫌気された。ただ、為替市場ではユーロが対ドルで買い戻されたため、割安感から金も買われ下げ幅を縮小した。NY白金は金に連れて続落。

*週明け22日のNY原油は、供給過剰懸念を背景に利益確定売りが出て8日ぶりに反落。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが19日に公表したデータによると、同日までの1週間に米石油掘削リグ稼働数は計406基と10基増加し、8週連続のプラスとなった。米国内で原油生産拡大の動きが強まっていることが警戒され、売りが優勢となった。また、中国税関総署がこの日発表した統計で、7月の石油精製品の輸出急増が明らかになったことも圧迫材料。国有製油大手企業が、国内で余剰となったガソリンや燃料油を海外へ振り向けているようで、石油製品相場には弱材料となった。

*週明け22日のシカゴトウモロコシは、原油安を受けて7日ぶりに反落。シカゴ大豆は旺盛な輸出需要から反発。

*週明け22日のNY外国為替市場は、特段材料もなく100円台前半で小動きとなった。東京市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長が21日に米景気の先行きに楽観的な見方を示し、利上げが適切と発言したことを受けて100円台後半まで上昇したが、NY市場では、特に米国の主要経済指標の発表がなかったため、方向感のない展開となった。

*週明け22日のNYダウは原油安が嫌気されて小幅安。米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長が21日に、米国の景気に楽観的な認識を示し、早期利上げに言及したことも株式市場には嫌気された。


【本日の主な経済指標およびイベント】
16:30 (独) 8月製造業PMI・速報 53.8 53.6 --
16:30 (独) 8月サービス業PMI・速報 54.4 54.3 --
17:00 (EU) 8月製造業PMI・速報 52.0 52.0 --
17:00 (EU) 8月サービス業PMI・速報 52.9 52.8 --
20:00 (トルコ) トルコ中銀政策金利発表 7.50% -- --
23:00 (米) 7月新築住宅販売件数 59.2万件 58.0万件 --
   (米) 7月新築住宅販売件数 (前月比) +3.5% -2.0% --
23:00 (米) 8月リッチモンド連銀製造業指数 10 6 --
23:00 (EU) 8月消費者信頼感・速報 -7.9 -7.7 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第79回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/