【9月21日（水）国内市況と終値】

*21日の金、白金は共に大幅上昇。日銀の金融政策決定会合を受けて為替が大幅に円安にふれたため買いが優勢となった。

*21日の中東産原油は急反発。前日のＮＹ原油が堅調だったことに加え、日銀の金融政策決定会合を受けて為替が大幅に円安にふれたため買いが優勢となった。石油製品は原油になびいて堅調。米石油協会（ＡＰＩ）による週間在庫統計では、原油在庫が前週比750万バレル減と、市場予想の340万バレル増に反して大幅な取り崩しとなった。これを受けてＮＹ原油時間外は一時45.14ドルまで上昇した。

*21日のゴムは大幅な円安を受けて続伸。

*21日のトウモロコシと一般大豆は大幅な円安を受けて上昇。

*21日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀の金融緩和強化策発表を受けて買いが強まり、102円台半ばに上昇した。日銀は20、21日に金融政策決定会合を開き、大規模金融緩和の強化を決めた。長期金利を0％程度とする金利目標を設定した。－0.1％のマイナス金利政策は維持を決めた。国債の買い入れとマイナス金利政策を組み合わせにより、2％の物価上昇率の早期達成を目指す。また、これまで年80兆円としてきた市場に供給する資金量（マネタリーベース）の目標に加え、7～12年としてきた買い入れ対象の国債の平均残存期間を撤廃する。2％の物価目標を超えるまで、資金供給を続ける方針を決めた。マイナス金利の拡大見送りを好感して日経平均株価が上昇し、リスクオンとなってドル買いが強まった。

*21日の日経平均株価は大幅反発。本日の日銀金融政策決定会合では、政策金利据え置きのほか、東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）連動型の比重を増やす上場投資信託（ＥＴＦ）購入方法の修正や、長期金利の0％誘導が決定された。これが好感され、金融関連株の急伸につながり、相場全体を押し上げた。

第８３回　『おしえて陳さん』　
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