【ドル円、今週の見通し】
*今週のドル円相場は堅調に推移しそうだ。今週注目される経済指標は、24日の本邦9月貿易統計、25日の米10月消費者信頼感指数、26日の米9月新築住宅販売件数、28日の本邦9月失業率・有効求人倍率、本邦9月消費者物価指数、米7-9月期国内総生産(GDP)などがある。

28、29日には石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による原油減産の具体策協議が行われる予定。協議内容によっては原油価格が大きく動く可能性があり、世界の株価にも影響が及ぶことが想定され、リスクオンとなるかリスクオフとなるか注目される。

特に注目されるのは米7-9月期GDPだが、前期比年率で+2.5%が予想されており、前回の+1.4%を大幅に上回る見込み。予想に沿った内容であれば、年内の利上げ見通しに大きく弾みがつくだろう。

翌週以降は31日、11月1日に日銀の金融政策決定会合、1、2日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、4日には10月の米雇用統計と続き、8日には米大統領選挙を迎える。

重要イベントが後に控えているため、今週の動きは限定的なものになりそうだ。ただ、米国の年内利上げはそれなりに市場に織り込まれてきているので、特に強材料がなくてもドル円は堅調に推移しそうだ。堅調な雇用統計に加え、米国のインフレ率も上昇を見せ始めた。

9月の米消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%と伸びが加速した。コア指数の前年比は+2.2%と市場予想を下回ったが、昨年12月以降は2%を上回る伸びを維持している。先週発表された生産者物価指数(PPI)や輸入物価指数も全体的に上向いた。このため、先週のCMEのFED WATCHでも、12月の利上げ確率は60~70%で推移し、年内利上げが市場のコンセンサスとなってきているようだ。

ここまで12月の米利上げを織り込んできたため、ドル円が一段高(大幅な円安)となるには、新たな材料が必要だろう。その意味では日銀の金融政策が待たれるが、今回は直後にFOMCがあり米大統領選挙も控えていることから新たな緩和策は出にくいだろう。

予想レンジ:102.00円~105.00円


*CFTC建玉10月18日時点:ファンドの円買いは3万6991枚(前週比-8918枚)と買い越し幅は減少。総取組高は15万6607枚と前週比6213枚の増加。

cftcyen


*テクニカル分析:長らく上値抵抗線となっていた75日移動平均線をブレイクした。その後、10日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスしたが、105円を上抜けず保ち合っている。反落の調整安場面を迎えた場合、10日移動平均線で下げ止まるかどうか注意したい。


yen1025



情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。