【11月30日(水)国内市況と終値】
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*30日の金は円安を受けて反発。NY金は、心理的節目となる1200ドルが上値抵抗線になりつつあるようだ。白金はまちまち。

*30日の中東産原油は保ち合い。石油製品は安い。30日の石油輸出国機構(OPEC)総会を目前に、OPECが主導する減産協議に不透明感が漂っている。経済制裁解除で増産意欲の強いイランが減産に消極的な姿勢を見せるなど、OPEC加盟国の意見の隔たりが解消されていない。OPECは9月末の臨時総会で、加盟国の原油生産量を日量3250万~3300万バレルに制限することで合意している。10月のOPECの産油量は約3364万バレルで、実現には64万~114万バレルの削減が求められる。各国は総論では減産に賛成だが、国別の削減規模をめぐっては議論が難航している。欧米による制裁解除で産油量の回復を目指すイランや、過激派組織「イスラム国」(IS)対策で戦費がかさむイラクは減産に消極的。OPECはロシアなど非OPEC産油国にも日量50万~60万バレルの減産を期待している。しかし、ロシアは減産に踏み込まず、生産量を据え置く「増産凍結」にとどめる意向を示している。

*30日のゴムは、上海ゴムの下落を受けて急落。軟調な原油相場も弱材料視されたようだ。

*30日のトウモロコシはまちまち。一般大豆は下落。

*30日の東京外国為替市場のドル円相場は、112円台後半に上昇した。午前は日経平均株価がマイナスに転じたのを嫌気して112円付近へ水準を切り下げたが、仲値に向けては国内輸入企業による買いや米金利上昇に支援されて、112円40銭台に反発した。午後は、機関投資家のまとまった買いが入り、112円90銭台に急伸した。

*30日の日経平均株価は、3日ぶりに小反発。為替相場が112円台を維持したことが好感されて買いが優勢となった。


第93回 『おしえて陳さん』 
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