【1月27日(金)国内市況と終値】
tk0127

*27日の金は、円安を受けて5日ぶりに反発。白金も高い。トランプ政権の財政支出拡大への期待が再び高まり、NY金は25日に心理的節目の1200ドルを割り込み、26日には一時1183.9ドルと11日以来2週間半ぶりの安値を付けた。

*27日の中東産原油は3日続伸。26日の欧米原油が産油国による協調減産の進展や米景気拡大の期待を背景に上昇したほか、円安が進行したことが買い材料となった。NYダウの2万ドル乗せも心理的な強材料。

*27日のゴムは急伸。先限は一時、332円40銭の高値を付け、連日で年初来高値を更新するとともに、2013年2月以来、約4年ぶりの高値を付けた。主産地タイでは減産期入りを目前に控え、悪天候に伴う南部地域の洪水被害の影響が重なり、供給不安が台頭している。逆ざやが形成され、売られにくい状況が続きそうだ。

*27日のトウモロコシは続伸。一般大豆はまちまち。シカゴ大豆がじり安で推移している。中国が1週間の春節(旧正月)休暇に入り、主力の買い手が不在になるの加え、南米アルゼンチンの天候懸念は後退している。また、米トランプ政権下の通商政策が米中間の貿易摩擦を招くことへの懸念もある。

*27日の東京外国為替市場のドル円相場は、115円台に上昇した。国内輸入企業の実需買いに加え、日銀の国債買い入れ増額を受けた買いが入った。今夜は10~12月期の米国内総生産(GDP)が発表される。前期比年率で2.2%が予想されており、前回の3.5%からはやや失速する見込み。来週は、31~2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、3日の1月の米雇用統計の発表がある。

*27日の日経平均株価は3日続伸。ただ、週末のため利益確定売り圧力が強まり、上値は重かった。


第101回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/