2月23日(木)
【2月22日の海外相場および市況】
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*22日のNY金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて早期利上げが意識される中、徐々に売りが優勢となり、3日連続で下落した。序盤は、大統領選を控えたフランスで極右候補が台頭しつつあるなど、欧州情勢の先行きを警戒したリスク回避的な金買いに支えられて堅調に推移した。しかし、引け後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨は、早期利上げに関してタカ派的な内容ではないかとの見方から徐々に売りが優勢となった。ただ、公表されたFOMC議事録要旨では、参加者の多くが経済が予想通りかそれ以上に進展すれば「かなり早期」の利上げが適切と主張していたことが判明したが、同時にインフレ懸念がそれほど高まっていない上に、バランスシートの縮小に関する議論がまだ行われていないことが確認されたたため、市場が警戒していたほどタカ派的な内容でなかったとの見方から、NY金時間外は4ドル強反発し、1238ドル程度で推移している。NY白金は反落。

*22日のNY原油は4日ぶりに反落。この日は、米国の原油在庫統計発表を控えて買いが細る中、対ユーロでのドル高進行を受けて売りが優勢となった。引け後に発表された米石油協会(API)による17日までの1週間の国内原油在庫は前週比88万4000バレル減の5億1270万バレルとなった。市場予想は350万バレル増だった。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は170万バレル減。ガソリン在庫は89万3000バレル減。ディーゼル油とヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)在庫は420万バレル減。総じて強気の内容となり、引け後の時間外相場は0.40ドル強反発し、54ドル台で推移している。

*22日のシカゴトウモロコシは続伸。アナリストらは、2017年の米国産トウモロコシの作付面積は、昨年の9400万エーカーより減少すると予想している。シカゴ大豆は、南米産の豊作見通しを受けて続落。

*22日のNY外国為替市場は、この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、想定されていたほど利上げペースを速める内容でなかったことから円買い・ドル売りが優勢となり、113円台前半に反落した。FOMC議事要旨では、参加者の多くが経済が予想通りかそれ以上に進展すれば「かなり早期」の利上げが適切と主張していたことが判明。しかし、同時にインフレ懸念がそれほど高まっていない上に、バランスシートの縮小に関する議論がまだ行われていないことが確認された。市場が警戒していたほどタカ派的な内容でなかったとの見方から円買い・ドル売りが優勢となった。この日のユーロは対ドルで一時1.05ドルを割り込んだ。フランス大統領選の先行き不透明感から朝一時1.0496ドルと、1月11日以来の安値を付けた。ただその後、中道政党・民主運動のバイル議長が出馬を断念し、中道系独立候補のマクロン前経済相を支持すると表明したため、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首による勝利を阻止できるのではないかとの期待が広がり、対ドルで買い戻され、1.05ドル台前半まで反発した。

*22日のNYダウは9日連続で最高値を更新した。1月の米中古住宅販売件数が約10年ぶりの高水準となり、化学大手デュポンと同業ダウ・ケミカルの合併計画について、欧州連合(EU)の規制当局が承認する見通しが強材料となった。この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、多数の参加者が、経済が予想通りかそれ以上に進展すれば「かなり早期」の利上げが適切と述べていたことが判明。早期利上げ観測から一時的に売りが出たものの、まもなく買い戻された。


【本日の主な経済指標およびイベント】
16:00 (独) 10-12月期GDP・確報 (前期比) +0.4% +0.4% --
   (独) 10-12月期GDP・確報 (季調前・前年比) +1.2% +1.2% --
18:30 (南ア) 1月生産者物価指数 (前年比) +7.1% +6.6% --
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 23.9万件 24.0万件 --
23:00 (米) 12月住宅価格指数 (前月比) +0.5% +0.5%

 
第104回 『おしえて陳さん』 
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