3月21日(火)
【3月20日の海外相場および市況】
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*週明け20日のNY金は3日続伸。終値は3月1日(1250.00ドル)以来約3週間ぶりの高値を付けた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議における米政権の保護主義的なスタンスを受けたドル安を受けて、金が買われた。NY白金はドル安を受けて3日続伸。

*週明け20日のNY原油は反落。石油サービス会社ベーカー・ヒューズが前週末に発表した米国内の石油掘削リグ稼働数
は前週比14基増の631基と、2015年9月以来の高水準となった。米国内のシェールオイル生産が引き続き拡大していることが明らかになったことなどから、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産効果が薄れるのではないかとの不安が再燃し、売りが優勢となった。OPEC加盟国が減産合意期限が切れる6月以降も減産を延長する方向で検討中との報道があったが、反発は一時的だった。

*週明け20日のシカゴトウモロコシは、小麦安に圧迫されて5日ぶりに反落。シカゴ大豆は続落。南米産の豊作予想や、今後数週間で米国産への輸出需要が弱まるとの懸念が圧迫材料。

*週明け20日のNY外国為替市場では、米長期金利の低下などを背景にドルが売られ、ドル円は112円台半ばに下落した。20カ国・地域(G20)財務省・中央銀行総裁会議は18日に共同声明を採択して閉幕したが、声明から「保護主義に対抗する」という文言が削除された。「米国第一」を掲げるトランプ政権の意向が強く働いた形で、保護主義政策が世界的に広がるのではないかとの懸念が浮上した。さらに、エバンズ・シカゴ連銀総裁の発言や長期金利の低下なども受けて、円がじりじりと買われる展開となった。エバンス総裁はこの日、テレビ番組で、今年計3回の利上げは可能だと強調し、「計4回もあり得る」と述べたが、物価が想定以上に上昇すればという条件を付けた。またその後、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げに動くかどうかの判断を下すためには少なくとも6月の会合まで待つ公算が大きいとの見通しを明らかにしたが、FRBによる年内の利上げペースは想定ほど加速しないとの観測が広がり、円買い・ドル売りが優勢となった。今週はFRBのイエレン議長ら複数の高官が講演を控えており、市場は利上げペースをめぐる新たな手掛かりを期待している。

*週明け20日のNYダウは3日続落。この日は主要な米経済指標の発表がなく、やや売りが優勢となった。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が18日採択した共同声明で、米国に配慮する形で「保護主義に対抗する」との文言が削除されたことも、影響をめぐり投資家の警戒感を高めた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) RBA議事録
18:30 (英) 2月消費者物価指数 (前年比) +1.8% +2.1% --
18:30 (英) 2月小売物価指数 (前月比) -0.6% +0.8% --
      (英) 2月小売物価指数 (前年比) +2.6% +2.9% --
18:30 (英) 2月生産者物価指数 (前年比) +3.5% +3.7% --
18:30 (英) 2月財政収支 +98億GBP -28億GBP --
21:30 (米) 10-12月期経常収支 -1130億USD -1290億USD 


第108回 『おしえて陳さん』 
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