【3月28日(火)国内市況と終値】
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*28日の金は堅調。トランプ大統領の政策運営力への疑念から、前日のNY市場ではドルが売られ、ドル建て金が大幅高となったことを受け、買いが優勢となった。白金は小幅まちまち。

*28日の中東産原油は3日ぶりに反発。NY原油時間外の反発や、円高一服を受けて買いが優勢となった。石油製品も原油高につれて高い。NY原油は石油輸出国機構(OPEC)加盟国の高水準の減産順守率に下支えされているが、新規の買い材料に乏しく、先週の安値である47ドルを割り込んだ場合、心理的節目となる45ドルが視野に入りそうだ。

*28日のゴムは3日ぶりに反発。日本ゴム輸入協会がまとめた2月28日時点の全国営業倉庫生ゴム在庫は、4601トンと、5000トンを切った。

*28日のトウモロコシは6日ぶりに反発。シカゴトウモロコシ相場の堅調推移を受けて買いが優勢となった。一般大豆は続落。シカゴ大豆が南米の豊作観測を背景に下落基調を強めている。米農務省は2016~17年のブラジルの生産高を1億0800万トンと予想しているが、実際のイールド(単位面積当たり収量)は多く、1億1000万トンに達するとの予測も出ているという。

*28日の東京外国為替市場のドル円相場は、新規材料が見当たらず、110円台後半で小動き。前日の海外市場で110円台が維持されて下値の堅さは確認されたが、トランプ政権の経済運営への不透明感から上値も追いにくいようだ。

*28日の日経平均株価は反発。リスク回避に伴う円高が一服したことで買われたが、上値は1万9200円程度までに限られた。トランプ米政権に対する政策期待の後退を背景に米国で株価下落が続いていることが相場の重石になっているようだ。


第109回 『おしえて陳さん』 
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