4月21日(金)
【4月20日の海外相場および市況】
ny0421

*20日のNY金は堅調。為替市場ではドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金は割安感からが買い入った。ただ、欧米株が全面高となり、安全資産である金の需要が後退したため、上値は重くなった。20日は日米財務相会談や20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれるほか、23日にはフランス大統領選の第1回投票が予定されているため、様子見姿勢が強まった。NY白金は金に連れて3日ぶりに反発。

*20日のNY原油は4日続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産延長への期待があるものの、米国内のシェールオイル増産に対する警戒感から、売りが優勢となった。OPEC主導の協調減産合意をめぐっては、この日新たにサウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が期限の延長に向けたコンセンサスが産油国間で広がっているとの認識を示したほか、クウェートのマールゾウク石油相も非加盟国のロシアが暫定的に延長に合意していると発言したため、50ドル台前半では下げ渋った。

*イスラム教シーア派連立与党の指導者、アンマル・ハキム氏は19日、イラクは、原油価格の下支えを目的とした石油輸出各国による減産量の拡大を支持すると述べた。ただ、イラクは、過激派組織「イスラム国」(IS)と戦うため、石油収入が必要なことから、減産参加の免除を求める可能性があると警告した。

*20日のシカゴトウモロコシは、小麦の大幅下落に連れ安となった。シカゴ大豆は反落。米農務省によると、週間輸出成約高は22万5000トンと、市場予想の40万~80万トンを下回った。米中西部での降雨でトウモロコシの作付けが遅れ、代わりに大豆の作付面積が増えるとの観測も重石となった。

*20日のNY外国為替市場では、日銀が引き続き大規模な量的金融緩和を行うとの見方から円が売られ、ドル円は109円台前半に上昇した。訪米中の日銀の黒田東彦総裁はこの日、現在の年間80兆円の国債買い入れペースを「当面は続ける」と発言。米欧の中央銀行が量的緩和の縮小を視野に入れる中、日本では大規模な資金供給がしばらく続くとの見方が強まり、市場では円売り・ドル買いの動きが進んだ。また、23日に第1回投票を控えたフランス大統領選で中道派のマクロン候補のリードが伝えられたほか、ムニューシン財務長官が夏前までに議会が債務上限を引き上げるとの見通しを示したこともドル買い要因となった。

*20日の日経平均株価は大幅反発。米企業の好決算が強材料となった。今週に入って本格化している米主要企業の2017年1~3月期決算の発表だが、主要企業の純利益は前年同期比11.1%増と2ケタ増益が見込まれている。一方、3月下旬の医療保険制度改革(オバマケア)見直しのとん挫を受け、トランプ政権の政策実行力への不安が米株価の重しとなっていたが、ムニューシン財務長官は20日、税制改革案を「極めて近いうちに」提示すると表明し、法人税減税の早期実現への望みが高まったことも株価を押し上げた。今週末23日のフランス大統領選第1回投票に関しても、世論調査で中道系独立候補のマクロン氏のリードが報じられたことも市場の安心感を強めた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
13:30 (日) 2月第3次産業活動指数 (前月比) 0.0% +0.3% --
16:30 (独) 4月製造業PMI・速報 58.3 58.0 --
16:30 (独) 4月サービス業PMI・速報 55.6 55.5 --
17:00 (EU) 4月製造業PMI・速報 56.2 56.0 --
17:00 (EU圏) 4月サービス業PMI・速報 56.0 56.0 --
17:30 (英) 3月小売売上高 (自動車燃料含む:前月比) +1.4% -0.3% --
23:00 (米) 3月中古住宅販売件数 548万件 560万件 --
   (米) 3月中古住宅販売件数 (前月比) -3.7% +2.2%


第112回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/