【 東京白金は値固め局面 】
*シリアや北朝鮮を巡る地政学的リスクが高まっている一方、原油相場が急落に転じている状況の中、白金相場は上値の重い展開が続いている。白金最大生産国である南アフリカでは、ズマ大統領がゴーダン財務相含む9名の閣僚を解任し、格付け会社S&P社が、南アフリカを2000年以来17年ぶりに、投機的格付けのジャンク級に格下げした。南アランドは下落基調を強めたが、19日に発表された3月の消費者物価指数(CPI)が市場予想より弱くインフレが鈍化していること、また、ズマ大統領が銀行や鉱山を国有化するとの噂を否定したこと等で、南アランドは反発に転じた。

これを受けて白金相場も堅調に推移したようだ。NY市場では、金と白金の値ザヤが300ドル以上も開き、同じ白金族であるパラジウムとの比価はボトムと目されている1.30を下回る1.20に低下している。東京市場でも、金との逆ザヤが11日には1103円まで拡大し、昨年の逆ザヤの底値となった1100円台に接近した。白金の割安感が顕著になっており、買戻しが入りやすい。東京白金はテクニカル的なポイントである年初来高値の3742円からの0.62倍押しのライン(3339円)で下げ止って反発し、値固め局面に入った可能性がある。

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*CFTC建玉4月18日時点:ファンドの白金買い越しは2万9227枚(前週比+3068枚)と増加。総取組高は6万6022枚と前週比1193枚の増加。

*白金と金の逆ザヤ幅は11日には1103円まで拡大し、逆ザヤのボトム圏に達した可能性が高い。ここからは白金の割安感が解消される動きが強まり、「白金買い・金売り」が有利になると予想する。


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*今週の予想レンジ:3350~3450円



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