【5月26日(金)国内市況と終値】
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*26日の金は小反落。前日のNY金が、株高を背景に安全資産の金が売られたことから、売りが優勢となった。白金は軟調。
週明け29日の米市場はメモリアルデーで休場。市場はその後に実施されるコミー前FBI長官の議会証言に関心を集めている。

*26日の中東産(ドバイ)原油は急落。石油製品(バージ)も原油になびき大幅安。25日の石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC産油国の会合で、原油協調減産の9カ月延長が決まったものの、既に織り込み済みで、材料出尽くし感から売りが膨らんだ。協調減産の9カ月延長については、サウジアラビアなどの主要産油国が今回の会合前に個別に合意したままの内容で、「上積み」がなかったことで、失望売りが優勢となった。

*26日のゴムは3日続落。上海ゴム安や円高は弱材料となった。主産地タイでは増産期を迎える時期となるため、7月以降は荷も増えてくる見通し。

*26日のトウモロコシは反落。一般大豆は下落。シカゴ大豆は、原油の大幅安を受けて下落した。

*26日の東京外国為替市場のドル円相場は、株安やクロス円の下落などでやや売られ、111円台前半で推移している。ポンド円の下落がユーロ円などに波及し、クロス円の動きがドル円の売りにつながったようだ。

*26日の日経平均株価は、3日ぶりに反落。為替が円高・ドル安に進行したため、売りが優勢となった。イタリア南部シチリア島で26日、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)が開かれるため、持ち高調整の売りが多かったようだ。


第117回 『おしえて陳さん』 
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