【6月28日(水)国内市況と終値】
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*28日の金は、円安とNY金高を受けて反発。白金も反発。NY金時間外は1254ドル台に続伸している。 対ユーロでのドル安を背景に心理的節目となる1250ドルを上回った。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に対する市場の反応は鈍かった。27日は、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の発言を受け、ECBが金融緩和政策からの出口戦略を模索する時期はそう遠くないとの観測が浮上、ユーロ買い・ドル売りが加速したため、ドル建て金には割安感が広がった。

*28日の中東産原油は、NY原油を反映し上昇。石油製品も堅調。この日発表された米石油協会(API)の原油在庫が予想外の増加となり、米国内の需給に弱気な見方が広がったため、NY原油時間外は反落した。ただ、円安もあって、東京市場は買いが優勢となった。

*28日のゴムは円安を受けて3日続伸。先限は一時200円台を回復した。産地が増産期入りしたことで、今後は十分な供給量が見込まれる一方、主産地タイでは、政府が生産者に保護政策を実施するなどと伝えられている。

*28日のトウモロコシは7日ぶりに反発。一般大豆はまちまち。米農務省のクロップ・プログレス(25日現在)によると、トウモロコシの作柄状況は、「優」「良」の占める割合が前週と変わらずの67%と、市場予想平均(68%)と前年同期(75%)を下回った。

*28日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価下落を受けて、112円台前半で上値が重くなった。株安に加え、新規の買い材料も見当たらず、膠着状態になった。

*28日の日経平均株価は小反落。6月期決算企業の配当権利落ち分があるほか、円安を好感して自動車関連株など大型株が買われた一方、米IT大手グーグルが欧州で多額の制裁金を科されたことを映し、東京市場でもハイテク関連株が売られ、日経平均の重石となった。


第121回 『おしえて陳さん』 
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