8月29日(火)
【8月28日の海外相場および市況】
ny0829


*週明け28日のNY金は、ドルが対ユーロで下落したことに伴う割安感などを背景に買われ、続伸した。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は前週末、ワイオミング州ジャクソンホールで開催された金融シンポジウムでの講演で、量的緩和政策は機能しておりユーロ圏の景気回復は定着していると発言したが、ユーロ高対策などについては言及しなかった。これを受けて、為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建て金に割安感が生じた。また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が同じシンポジウムで、保有資産縮小や追加利上げ時期など金融政策に言及しなかったことを受けて追加利上げ観測が後退したため、金利を生まない金には買いが入りやすかった。NY白金はドル安を受けて反発。

*29日午前5時58分ごろ、北朝鮮西岸から1発の弾道ミサイルが北東方向に向けて発射された。日本上空を通過し、同6時12分ごろ、北海道襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下したと推定されている。これを受けて、リスク回避の金買いが強まり、電子取引ではおよそ8ドル高の1323ドル台で推移している。

*週明け28日のNY原油は大幅反落。46ドル台に沈み、1カ月ぶりの安値をつけた。テキサス州にハリケーン「ハービー」が上陸した後、熱帯低気圧に変わったが、州南部を中心に大雨や洪水被害をもたらしている。この影響で州沿岸の製油施設の一部が操業を停止していることから、原油在庫が拡大するのではないかとの懸念が浮上。また、ヒューストン港も閉鎖を余儀なくされているため、石油製品の出荷などにも悪影響が及ぶのではないかとの不安が広がった。米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、ハービーの影響は29日まで続き、洪水の地域がテキサス州東部からルイジアナ州に広がる見込み。テキサス州の原油処理能力は日量560万バレル、ルイジアナ州が330万バレルだが、ハービーの影響で少なくとも240万バレルの処理能力が停止したとみられている。

*週明け28日のシカゴトウモロコシは続落。世界的に潤沢な穀物供給や米国産トウモロコシの良好な生育状況を背景に売りが進行し、4日連続で約定安値を付けた。シカゴ大豆は、トウモロコシ・小麦安に連れて続落した。

*週明け28日のNY外国為替市場のドル円は、109円台前半で小動きとなった。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前週末、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれたシンポジウムの講演で金融政策については言及せず、追加利上げ観測が後退したことから、この日も円買い・ドル売りが継続した。また、テキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」に伴う大雨で洪水被害に対する警戒感が広がっていることもドルを圧迫した。ただ、この日は特に材料もなく、円買いも限定的で109円台前半で小幅な値動きとなった。

*29日午前5時58分ごろ、北朝鮮西岸から1発の弾道ミサイルが北東方向に向けて発射された。日本上空を通過し、同6時12分ごろ、北海道襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下したと推定されている。これを受けて、リスク回避の円買いが加速し、オセアニア市場では一時108円31銭まで円高が進んだ。

*週明け28日のNYダウは、米南部テキサス州を直撃した大型ハリケーンの影響懸念が重しとなり、小反落した。原油安を眺めてエネルギー株が売られ、マイナス圏に沈んだ。エネルギー産業の集積地であるテキサス州ヒューストンには25日深夜、大型ハリケーン「ハービー」が上陸。既に熱帯低気圧に変わっているが、同州沿岸部の製油施設が軒並み稼働停止となり、原油在庫が積み上がるとの見方から原油相場が下落した。また、災害保険の支払いがかさむと見られることから、保険株にも売りが出た。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:30 (日) 7月失業率 2.8% 2.8% 2.8%
08:30 (日) 7月有効求人倍率 1.51 1.52 1.52
22:00 (米) 6月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比) +5.69% +5.60% --
23:00 (米) 8月消費者信頼感指数 121.1 120.7 

第130回 『おしえて陳さん』 
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