8月30日(水)
【8月29日の海外相場および市況】
ny0830

*29日のNY金は、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて地政学的リスクへの懸念が再燃する中、安全資産としての金買いが優勢となり、3日続伸した。北朝鮮は29日早朝に弾道ミサイルを発射し、北海道上空を通過して太平洋上に落下した。トランプ大統領は、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて声明を出し、「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と警告、軍事的手段も排除しない姿勢を示した。地政学的リスクの高まりに警戒感が強まったことから、「質への逃避先」である金が買われた。また、為替市場ではドル売り・ユーロ買いが一段と進み、ドル建て金に割安感が生じたことも金相場を押し上げた。ただ、ドルが対ユーロで反発に転じると、次第に上値を削った。NY白金は金に連れて続伸し、半年ぶりの高値をつけた。

*29日のNY原油は続落。ハービーは熱帯低気圧となったが、テキサス州南部を中心に依然として大雨が降り続いており、洪水被害が拡大した。州沿岸に集積する製油施設の一部がなお操業停止を余儀なくされていることから、米国内の原油在庫が一段と積み上がるのではないかとの思惑が強まった。ただ、為替市場ではドルが対ユーロで下落したため、ドル建て原油に割安感が生じ、下値は限定的だった。ハリケーンの影響で石油製品の供給不安が高まり、ガソリンやヒーティングオイルの相場が急伸していることも相場を支えるた。コンファレンス・ボードがこの日発表した8月の消費者信頼感指数が前月から上伸し、市場予想を上回ったことも支援材料。引け後に米石油協会(API)が発表した在庫統計では、原油在庫は減少したのに対し、ガソリン在庫が増加した。ディスティレート(留出油)在庫は減少した。これを受けて電子取引は0.10ドル安の46.30ドル台で推移している。

*29日のシカゴトウモロコシは続落。米国での豊作見通しが弱材料。シカゴ大豆も作柄改善を受けて続落。

*29日のNY外国為替市場では、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて安全資産としての円買いが先行したものの、良好な米経済指標の発表をきっかけにドルを買い戻す動きが活発になり、ドル円は109円台後半に急上昇した。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受け、アジア市場では円買い・ドル売りが進行していたが、コンファレンス・ボードが発表した8月の消費者信頼感指数が前月から上昇し、市場予想も上回る良好な内容だったことを受けて流れが反転し、ドル買い・円売りが優勢となった。

*29日のNYダウは反発。北朝鮮が29日早朝に弾道ミサイルを発射し、日本上空を通過して太平洋上に落下。地政学リスクの再燃を受けてリスク回避姿勢が強まる中、NYダウは開始後には135ドル近くも下落した。しかし、売りが一巡し、コンファレンス・ボードが発表した8月の消費者景気信頼感指数が良好な結果だったことが支援材料になり、反発に転じた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
イスタンブール休場(勝利の日)
07:45 (NZ) 7月住宅建設許可 (前月比) -1.0% -- -0.7%
10:30 (豪) 7月住宅建設許可 (前月比) +10.9% -5.0% --
17:30 (英) 7月消費者信用残高 +15億GBP +15億GBP --
18:00 (EU) 8月経済信頼感 111.2 111.3 --
18:00 (EU) 8月消費者信頼感・確報 -1.5 -1.5 --
21:00 (独) 8月消費者物価指数・速報 (前年比) +1.7% +1.8% --
21:15 (米) 8月ADP全国雇用者数 +17.8万人 +18.5万人 --
21:30 (米) 4-6月期GDP・改定 (前期比年率) +2.6% +2.7% --
21:30 (米) 4-6月期個人消費・改定 (前期比年率) +2.8% +3.0% --
21:30 (米) 4-6月期GDPデフレーター・改定 (前期比年率) +1.0% +1.0% --
21:30 (米) 4-6月期コアPCEデフレーター・改定 (前期比年率) +0.9% +0.9% --

第130回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/