9月15日(金)
【9月14日の海外相場および市況】
ny0915

*15日午前7時前、北朝鮮は北朝鮮西岸から弾道ミサイルを発射した。ミサイルは07:04~07:06頃に日本領域上空(北海道地方)を通過し、07:16頃に襟裳岬の東約2000kmの太平洋上に着水した模様。これをを受けて、リスクオフモードが強まり、ドル円は一時109円56銭までドル安・円高が進んだ。

*14日のNY金は、堅調な米インフレ指標の発表を受けて一時売られたものの、その後は買い戻しが入り、ほぼ横ばいとなった。8月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇と、市場予想の0.3%上昇を上回った。また、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は0.2%上昇で予想と一致。前年同月比では全体が1.9%上昇、コアが1.7%上昇となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とするインフレ率の2.0%に接近した。これを受けて、FRBが想定する「年内あと1回」の利上げを後押しする内容との見方が広がり、金利を生まない資産である金には下押し圧力がかかった。ただ、CPIの発表を受けて対ユーロでいったんは買われたドルがその後は売り戻されたことから、ドル建て金には割安感が生じ、下値を切り上げて引けた。また、中国の仮想通貨「ビットコイン」を扱う取引所「ビットコイン中国」が、今月末で取引を全面停止すると発表したことも支援材料となった。北朝鮮をめぐる地政学的リスクも依然として燻っている。NY白金は5日続落。

*15日のNY金電子取引は、北朝鮮のミサイル発射を受けて8ドル以上上昇し、1337ドル台で推移している。

*15日のNY原油は4日続伸。一時50ドル台を回復し、1カ月半ぶりの高値をつけた。国際エネルギー機関(IEA)は前日公表の月報で、ドル安などを理由に2017年の世界石油需要の増加幅見通しを前回予想の前年比日量150万バレルから160万バレルに上方修正。また、石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産や欧州や米国での需要拡大などを受けて、世界的な石油余剰が縮小しつつあると指摘した。これを受け、需給不均衡が是正されるとの期待が広がった。

*15日のシカゴトウモロコシは、大豆高に追随して上伸。シカゴ大豆は、輸出需要が支援となって上昇。主要輸出国ブラジルの大豆作付けが乾燥天候で遅れる可能性や、アルゼンチンでは過剰な降雨で遅れる可能性が取りざたされている。

*14日のNY外国為替市場では、堅調なインフレ指標を受けてドルが買われ、ドル円は一時、8初旬以来約1カ月半ぶりに111円台まで急伸した。8月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇と市場予想の0.3%上昇を上回った。これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による「年内あと1回」の利上げ観測が再燃し、ドルが買われた。しかし、その後は円が急速に買い戻され、110円台半ばに軟化した。市場では、北朝鮮が再びミサイル発射などの挑発行為に出るとの観測報道が入り乱れ、円が買い戻されたようだ。

*14日のNYダウは3日連続で最高値を更新した。8月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇し、市場予想の0.3%上昇を上回った。また、最新週の新規失業保険申請件数も前週比1万4000件減の28万4000件と堅調な内容となり、市場では年内の利上げ観測が拡大した。米金利が上昇し、株価の重石となったが、ボーイング社の大型受注やドイツ銀行による同社の株価目標の引き上げが好感され、相場全体を押し上げた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
07:30 (NZ) 8月企業景況感(PMI) 55.4(55.5) -- 57.9
16:00 (トルコ) 6月失業率 10.2% 10.4% --
18:00 (EU) 7月貿易収支(季調前) +266億EUR -- --
21:30 (米) 9月NY連銀製造業景況指数 25.20 18.00 --
21:30 (米) 8月小売売上高 (前月比) +0.6% +0.1% --
      (米) 8月小売売上高 (前月比:除自動車) +0.5% +0.5% --
22:15 (米) 8月鉱工業生産 (前月比) +0.2% +0.1% --
22:15 (米) 8月設備稼働率 76.7% 76.7% --
23:00 (米) 9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報 96.8 95.0 --
23:00 (米) 7月企業在庫 (前月比) +0.5% +0.2%


第132回 『おしえて陳さん』 
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