9月27日(水)
【9月26日の海外相場および市況】
ny0927

*26日のNY金は3日ぶりに反落。この日に行われた講演で、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は、インフレ率が目標の2%を下回っているのは「一時的」と述べ、緩やかな利上げ方針の維持が適切との認識を示した。また、アトランタ連銀のボスティック総裁も同日、年内の追加利上げが妥当との見方を示した。12月利上げへの警戒から、金利を生じない金は売りが優勢となった。ただ、北朝鮮リスクなどが依然くすぶっていることから、下値は限定的だった。

*26日のNY原油は反落。利益確定売りに加え、為替市場ではドル高が進行したため、売りが優勢となった。ただ、イラク北部クルド自治政府の独立問題で中東地域の地政学的リスクが再燃していることから、下げ幅は限定的だった。25日に独立の是非を問う住民投票を実施したクルド自治政府に対し、トルコのエルドアン大統領は同自治区とトルコを結ぶ原油パイプラインの遮断も辞さないと警告。このため、原油供給の一部に混乱が生じるのではないかとの懸念も広がっている。実行された場合には、日量50万~60万バレルの供給が目減りする。これが石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産(日量180万バレル)と重なり、供給が引き締まるとの不安が浮上している。

*サウジアラビア・エネルギー産業鉱物資源省の元顧問イブラハム・ムハンナ氏は25日、米ワシントンで講演し、原油価格は年内か来年初めまでに、60ドルに上昇する可能性があるとの見方を示した。ムハンナ氏は、原油在庫の減少が続く中、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国の協調減産合意が、来年の3月以降も延長が見込まれることを要因に挙げた。世界の商業在庫は当初の期待より遅いペースながら、徐々に減少していると分析。一方で、今年の石油需要は日量1.5%超増加し、来年も堅調な伸びが見込まれると述べた。

*引け後に公表された米石油協会(API)による週間在庫統計では、22日時点の米国内原油在庫は、前週比76万1000バレル減の4億6950万バレルとなった。市場予想は340万バレル増だった。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は、110万バレル増加した。ガソリン在庫は150万バレル増(予想は92万1000バレル減)、ディーゼル油とヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)在庫は450万バレル減(予想は220万バレル減)だった。

*26日のシカゴトウモロコシは、収穫進展で反落。米国産トウモロコシの9月1日時点の在庫は市場予想平均で23億5300万ブッシェルと、同時期では1998年以来最大の水準となる見通し。シカゴ大豆は、米国産大豆の予想以上の単収予想で続落。

*26日のNY外国為替市場では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容がタカ派的だったことから、ドルが上昇した。アジア市場では、北朝鮮情勢に対する懸念からドル売り・円買いが優勢だったが、NY市場に入ってからはドル買いが強まった。この日、イエレンFRB議長はオハイオ州クリーブランドで講演を行い、力強さに欠ける物価動向は「一時的」とし、「2%のインフレ目標に到達するまでは、現状の金融政策を維持することが賢明」と語り、緩やかな利上げ方針の維持が適切との認識を示した。市場では同議長の見解をタカ派的と受け止め、ドル買いが優勢となり、ドル円は一時112円49銭まで上昇した。アトランタ連銀のボスティック総裁も同日、年内の追加利上げが妥当との見方を示した。

*26日のNYダウは小幅続落。この日に行われた講演で、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は、インフレ率が目標の2%を下回っているのは「一時的」と述べ、緩やかな利上げ方針の維持が適切との認識を示した。また、アトランタ連銀のボスティック総裁も同日、年内の追加利上げが妥当との見方を示した。12月利上げへの警戒から、株価は売りが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
21:30 (米) 8月耐久財受注 (前月比) -6.8% +1.0% --
     (米) 8月耐久財受注 (前月比:除輸送用機器) +0.6% +0.2% --
23:00 (米) 8月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) -0.8% -0.5% --
29:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレート 1.75% 


第134回 『おしえて陳さん』 
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