【 東京白金は年初来安値水準まで下落し、割安感強まる】
*ドル高を受けて白金も下落基調を強めてきたが、3300円台前半で下げ止まり反発に転じた。白金独自の材料というよりも、同じ貴金属である金や同じ白金族であるパラジウムとの比較で割安感が強まったため、買戻しが優勢となったのだろう。NY市場では、9月下旬に白金がパラジウムよりも割安になった。

これは2001年6月以来の価格逆転だが、当時は、パラジウム市場に国際的投機資金が入った結果だったが、今回は、供給不足のパラジウムに対し、供給過剰の白金という需給要因がもたらしたものだった。また、金がドル安や地政学的リスクを受けて買われるのに対し、白金は最大の生産国である南アフリカの通貨ランドに影響を受けることが多い。

南アフリカであるが、経済的な行き詰まりや米国の利上げ見通しを受けて、ランドが対ドルで下落している。そのため、南アランド建て白金が割高になり、売り圧力を受けることになる。このような背景から白金は下落してきたわけだが、割安感も強まれば買戻しが優先される。しばらくは白金買いが継続しそうだ。

*CFTC建玉10月3日時点:ファンドの白金買い越しは2万1929枚(前週比-3434枚)と減少。総取組高は7万1860枚と前週比873枚の減少。

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*今週の予想レンジ:3320~3450円

*白金と金の逆ザヤ幅は9月27日に-1306円まで拡大し、過去最大となった。白金もここまで下落し、割安感が強まったため、短期的には買戻しが優勢となりそうで、目先的には、白金と金の逆ザヤは縮小しそうだ。


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