11月8日(水)
【11月7日の海外相場および市況】
ny1108

*7日のNY金は、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行し、割高感から売りが出て反落した。また、サウジアラビアの政情不安などを背景に、前日は約2年4カ月ぶりの高値を付けていた原油相場が、この日は利食い売りに圧迫されて軟調に推移したことも、金には売り要因となった。

*7日のNY原油は4日ぶりに反落。前日、サウジアラビアの政情不安などを背景に、前日は約2年4カ月ぶりの高値を付けていたが、この日は利食い売りに圧迫されて軟調に推移した.ただ、石油輸出国機構(OPEC)総会を今月末に控え、減産延長合意への期待が根強いため、原油の下値は限定的だった。サウジアラビアでは、王位継承順位第1位のムハンマド皇太子への権限集中が進んでいる。また、サウジアラビアとイランは、イエメンからサウジの首都リヤドへのミサイル発射をめぐって対立を深めている。

*7日のシカゴトウモロコシは3日続落。収穫進展や単収引き上げ予想が弱材料。シカゴ大豆は、米農務省の単収引き下げ予想で続伸。

*7日のNY外国為替市場では、新規材料不足から、114円を割り込んで引けた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策の正常化ペースが欧州中央銀行(ECB)よりも相対的に速まるとの観測や、トランプ政権が掲げる税制改革の年内実現への根強い期待を背景に、ドルの下値も堅かったようだ。

*7日のNYダウは続伸し、4日連続の最高値となった。下院共和党による税制改革案の提出や米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事、雇用統計といった注目イベントが終了し、材料出尽くし感から上値が重かったが、取引終了直前、わずかにプラスに転じた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
22:15 (加) 10月住宅着工件数 21.71万件(21.73万件) 21.10万件 --
22:30 (加) 9月建設許可件数 (前月比) -5.5% +1.0% --
29:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレート 1.75% -- --
未定 (中) 10月貿易収支 +285.0億USD(+286.1億USD) +391.0億USD 


第139回 『おしえて陳さん』 
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