12月7日(木)
【12月6日の海外相場および市況】
ny1207

*6日のNY外国為替市場では、中東情勢の緊迫化に対する懸念を背景に安全資産としての円買いが優勢となり、ドル円は112円台前半に反落した。トランプ米大統領は前日、イスラエルやパレスチナ、アラブ諸国の首脳と電話会談を行い、エルサレムをイスラエルの首都と認定し、米大使館をテルアビブから移転する意向を伝達した。これにアラブ諸国が一斉に反発し、中東の地政学的リスクの高まりが意識された。この日発表された米経済指標では、11月のADP民間就業者数が市場予想とほぼ一致。一方、7〜9月期の労働生産性統計で示された単位労働コストは予想の上昇に反して低下した。また、つなぎ予算をめぐる議会審議の難航で一部の政府機関が9日に閉鎖に追い込まれる可能性を警告したため、ドルは上値の重い展開が続いた。

*6日のNY金は小反発。米税制改革法案の進展をめぐる楽観的な見方を背景としたドル高に圧迫された一方、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことや、米つなぎ予算の延長措置が間に合わず政府機関が閉鎖される可能性が浮上していることが金相場を下支えた。NY白金はアジア株の下落を受けて4日続落。

*6日のNY原油は、米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報を受けて大幅反落した。EIAが発表した在庫週報によると、最新週の原油在庫は前週比560万バレル減と、市場予想の340万バレル減を上回る取り崩しとなった。ただ、これはカナダと米国を結ぶ主要パイプライン「キーストーン」が原油漏れで一部閉鎖に追い込まれていたことが一因のもよう。また、ガソリン在庫は680万バレル増と、予想の170万バレル増を大きく上回った。このほか、米国内の産油量が日量970万バレルと、1970年代の史上最高水準に近づいていることも明らかになった。これを受け、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産効果が相殺されるではないかとの懸念が強まり、原油相場は下げ幅を一段と拡大した。

*6日のシカゴトウモロコシは反落。豊富な供給が重石となる中、小麦、大豆両相場の急落が弱材料になった。シカゴ大豆は利益確定売りが優勢となって反落。

*6日のNYダウは続落。トランプ米大統領はこの日、連邦政府の暫定予算が8日に期限を迎える問題をめぐり、議会で延長協議がまとまらず、9日に政府機関が一部閉鎖される「可能性がある」と警告。議会が混乱すれば、上下両院で相違がある税制改革法案の一本化に向けた調整も難航するとの見方が広がった。また、米エネルギー情報局(EIA)が発表した石油在庫週報を受けて、原油相場が急落したことも嫌気された。


【本日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) 10月貿易収支 +17.45億AUD(+16.04億AUD) +14.00億AUD +1.05億AUD
16:00 (独) 10月鉱工業生産 (前月比) -1.6% +0.9% --
21:30 (米) 11月チャレンジャー人員削減予定数 (前年比) -3.0% -- --
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 23.8万件 24.0万件 --
22:30 (加) 10月建設許可件数 (前月比) +3.8% +1.0% --
23:00 (メキシコ) 11月消費者物価指数 (前月比) +0.63% +1.01% --
24:00 (加) 11月Ivey購買部景況指数 63.8 62.5 --
29:00 (米) 10月消費者信用残高 +208.30億USD +170.00億USD 

第143回 『おしえて陳さん』 
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