【 NY原油はジリ高、60ドルを目指すか】
*NY原油予想レンジ:57~60ドル。先週のNY原油は11月24日に59.05ドルと年初来高値をつけた後は調整局面に入り、25日移動平均線を下回る場面もあったが、55ドルの下値支持線まで下がることなく反発し、再び25日移動平均線を上回って58ドル台に上昇している。地合いは強く、年初来高値の59ドル台を目指す可能性が高いだろう。ただ、直近安値56.09ドルを下回った場合、55ドルまでの調整安が想定される。(注1)

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*11日から操業を停止している英北海のフォーティーズ・パイプラインの運営会社イネオスは19日、亀裂の補修には4週間かかるとの従来見通しを改めて示した。この報を受けて供給不安が広がり、北海ブレント相場が上昇する中、NY原油も連れ高となった。

ただ、米エネルギー情報局(EIA)が18日に発表した月間掘削生産性リポートによると、来年1月の国内シェールオイル生産量は13カ月連続で増加し、過去最高を更新する見通しで、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産効果が弱まるのではないかとの懸念が上値を抑えた。とはいえ、石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産措置により、世界の原油在庫は2018年半ばまでに需給が均衡するとの見通しが下値を支えており、原油相場は底堅く推移するだろう。

*米エネルギー情報局(EIA)が発表した15日までの1週間の米原油在庫は前週比650万バレル減と、減少幅は市場予想の380万バレル減を上回った。原油在庫は4億3650万バレルで、2015年10月以来の低水準。一方、ガソリン在庫は120万バレル増(予想190万バレル増)、ディスティレート(留出油)在庫も80万バレル増(予想90万バレル取り崩し)となった。

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*CFTC建玉12月19日時点:ファンドの原油買い越しは60万1839枚(前週比-1万2658枚)と減少。総取組高245万6059枚と前週比11万5627枚の減少。

*東京ドバイ原油予想レンジ:4万3000円~4万4500円

(注1)テクニカル指標を元にした予想であり、今後の値動きを保証するものではありません。


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