【 東京金は上昇相場継続中】
*先週のNY金は上昇した。税制改革法案の年内可決を受けて、下落が懸念されたものの、クリスマス連休前の買戻しが入り、一時1280ドル台を回復した。2015年12月、2016年12月はいずれも米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定されたが、その後は、ドルが下落し、NY金が反発してきた。今年は税制法案が年内に可決できるかどうかが危ぶまれていたため、FOMCが終了しても様子見が強まっていたが、こうして法案可決やつなぎ予算通過を受けて、2015年や2016年と同様に金が上昇する展開になった。

*NY金は22日の終値で25日移動平均線を上回り、200日移動平均線に達した。RSIは50%を越えて上昇しているため、押し目買いが継続しそうだ。次の上値のメドはボリンジャーバンド+2σライン=1300ドルになりそうだ。逆に、25日移動平均線を下回った場合、1250ドルへの下落が予想される。(注1)

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*CFTC建玉12月19日時点:ファンドの金買い越しは11万3795枚(前週比+6727枚)と増加。総取組高は45万3595枚と前週比6977枚の増加。

*東京金予想レンジ:4600~4700円。12月上旬に200日移動平均線を下回ったものの、4500円が維持されて反発し、25日移動平均線を上回って4600円台に上昇したため、押し目は完了したといえるだろう。今後は、年初来高値4721円(9月19日)を試すことが予想される。逆に、25日移動平均線を下回った場合、200日移動平均線のある4530円レベルへ反落する可能性がある。(注1)

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*26日午後のNY金時間外は22日時点より3ドル程度上昇し、1282ドル台で推移している。NY金は200日移動平均線を上抜けており、東京金も上昇基調を強めている。ドル円も113円30銭前後で推移しており、東京金の地合いは強まっている。年末の取引参加者の少ない中での上昇だが、テクニカル的には好転している。連休前にNY金が3日続伸したが、その原因として、スペイン・カタルーニャ州の独立問題と仮想通貨ビットコインの急落が上げられていた。ビットコインはクリスマス連休中に大幅下落しており、質への逃避から金に買いが入っている可能性がある。NYダウの高値警戒感と併せて、来年は「安全資産の金」が改めて認識されそうだ。

(注1)テクニカル指標を元にした予想であり、今後の値動きを保証するものではありません。


*金ETF「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は、8月7日に年初来最小量786.87トンとなったが、8月中旬から増加に転じ、ドルの下落に連れて9月28日には864.55トンまで増加した。しかし、米長期金利が上昇に転じると、再び減少し始め、12月22日時点では837.5トンとなった。年初来最大量の867.00トン(6月8日)。NYダウが史上最高値を更新する中、安全資産である金は買いが細り、840トン台を下回った。ただ、株価上昇に対する懸念や地政学的リスクへの不安から、下げ止まりの可能性が出てきたようだ。

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