12月28日(木)
【12月27日の海外相場および市況】
ny1228


*27日のNY外国為替市場のドル円相場は、113円台前半で小動き。コンファレンス・ボードが発表した12月米消費者景気信頼感指数122.1と、前月の128.6から低下し、市場予想の128.0も下回ったが、相場の反応は限定的だった。ドル円は新規の材料がない上、年末のため取引参加者が少なく、動意薄の展開が続いている。今夜は米週間新規失業保険申請件数が発表される。

*27日のNY金は5日続伸。外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金に割安感が生じたため、買いが優勢となった。また、コンファレンス・ボードが発表した12月米消費者景気信頼感指数122.1と、前月の128.6から低下し、市場予想の128.0も下回ったことも押し上げ要因となった。
NY白金は金に連れて3日続伸。

*27日のNY原油は反落。前日は、リビアのエスシデル港に原油を輸送するパイプラインで爆発が起きたことをきっかけに一時60ドルまで上伸したことから、この日は利益確定売りが優勢となった。リビア国営石油会社(NOC)によると、爆発の影響で同国の産油量は最大で日量10万バレル減少。修復作業に1週間程度を要するが、輸出には大きな影響を与えない見通しという。また、11日から稼働を停止している北海のフォーティーズ・パイプライン(輸送量は日量約45万バレル)の運営会社が26日、製油所の稼働を一部再開し、石油とガスの輸送を徐々に増やす方針を明らかにしたことで、両パイプラインの閉鎖に伴う供給への影響は限定的との見方が広がった。

*27日のシカゴトウモロコシは6日続伸。安値圏で推移しているため、農家売りが低調となった。シカゴ大豆は、利食い売りで反落。

*27日のNYダウは小反発。クリスマス連休が明けた後も、今週は年末年始の休暇を控えて市場参加者は少なく閑散商いが続いている。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 11月鉱工業生産・速報 (前月比) +0.5% +0.5% +0.6%
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 24.5万件 24.0万件 --
22:30 (米) 11月卸売在庫 (前月比) -0.5% +0.3% --
23:45 (米) 12月シカゴ購買部協会景気指数 63.9 62.0 
*数字は前から順に、前回・予想・結果

第146回 『おしえて陳さん』 
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