1月10日(水)
【1月9日の海外相場および市況】
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*9日のNY外国為替市場のドル円相場は、112円台後半に下落した。日銀はこの日、10年超ゾーンの超長期国債の買い入れオペ減額を公表した。これを受け、日銀が緩和姿勢を今後弱めるのではないかとの観測が広がり、海外市場で円買い・ドル売りが進行した。ただ、NYダウが上伸し、米長期金利が上昇したことから、ドルには買い支えも入った。

*9日のNY金は続落。欧州では3月にイタリア総選挙が実施され、ドイツ二大政党による政権の枠組み協議、英国による欧州連合(EU)離脱交渉などの不確定要素等があるため、これらが懸念されてユーロ売りが優勢となった。ドルが反発したことから、ドル建て金に割高感が生じ、金も売り優勢の展開となった。NY白金は11日ぶりの反落。一方、同じ白金族のパラジウムは、自動車業界からの需要増を背景に、今月に入って3度目の史上最高値を更新した。

*9日のNY原油は続伸し、一時3年超ぶりに63ドルを突破した。前週末5日時点の米石油掘削リグ稼働数が減少に転じたほか、最新週の米原油在庫が一段と縮小し、8週連続の取り崩しになるとのロイター通信の調査結果がサポート要因となった。米エネルギー情報局(EIA)が1月の短期エネルギー見通しを公表すると一段と買われ、633ドルの節目を突破した。EIAはこの中で、今年のエネルギー消費量の拡大を見込むとともに、NY原油価格見通しを上方修正した。ただ、産油量も日量平均1030万バレルと過去最高水準に引き上げたことから、米国内の供給増が石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産効果を弱めるのではないかとの懸念から、上値を削った。

* 米エネルギー情報局(EIA)は9日公表した最新の報告書で、米国の原油生産量が2月に日量1000万バレルを超えて過去最高水準に達するとの見通しを示した。これまで生産量が1000万バレルを上回るのは今年第4・四半期と見込まれていたが、大幅な前倒しとなる。月間ベースの従来の最高は1970年11月に記録した1004万バレル。それ以降、米国の輸入原油依存が強まって生産は減少基調となった。ここ数年はシェール革命によって様相が変わっていたものの、想定以上に生産が増えている。EIAは今年全体の生産の伸び予想も日量78万バレルから97万バレルへと大きく上方修正。2019年も増産が続き、同年末には生産量が1100万バレルを突破するという。今年の米国の需要の伸び予想は日量41万バレルから47万バレルに引き上げられ、19年の需要はさらに34万バレル増えると見込まれている。

*9日のシカゴトウモロコシは反発。12日の米農務省需給報告を前にポジション調整が進んだ。シカゴ大豆は、世界的な供給増で続落。

*9日のNYダウは2日ぶりに最高値を更新。週末に発表が始まる米主要企業の2017年10〜12月期決算が堅調な内容になるとの期待感が株価を押し上げた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
10:30 (中) 12月消費者物価指数 (前年比) +1.7% +1.9% --
10:30 (中) 12月生産者物価指数 (前年比) +5.8% +4.8% --
18:30 (英) 11月鉱工業生産 (前月比) 0.0% +0.4% --
18:30 (英) 11月製造業生産 (前月比) +0.1% +0.3% --
18:30 (英) 11月貿易収支 -107.81億GBP -109.50億GBP --
22:00 (英) 英国立経済研究所(NIESR)GDP +0.5% +0.5% --
22:30 (米) 12月輸入物価指数 (前月比) +0.7% +0.4% --
24:00 (米) 11月卸売売上高 (前月比) +0.7% +0.6% 

第147回 『おしえて陳さん』 
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