1月12日(金)
【1月11日の海外相場および市況】
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*11日のNY外国為替市場のドル円相場は、111円台前半に下落した。昨年12月の米卸売物価指数(PPI)は、前月比0.2%のプラス予想に反して0.1%低下。エネルギーと食品を除いたコア指数も0.1%低下と弱い内容で、失望感からドル売り・円買いが活発化した。堅調な30年債入札の結果を受けて米長期金利が低下し、一時111円05銭まで下落した。再交渉中の北米自由貿易協定(NAFTA)をめぐり、トランプ米大統領が離脱を表明する可能性があると報じられたことも、ドル売り要因として意識されたようだ。本日は、東京時間に12月の中国貿易統計、欧米時間に12月米消費者物価指数(CPI)、12月米小売売上高が発表される。

*11日のNY金は続伸し、4カ月ぶりの高値をつけた。昨年12月14日に開催された欧州中央銀行(ECB)定例理事会の議事要旨が公開された。これによると、金融政策に関する声明文中の表現を2018年の早い時期に見直す可能性があるとし、成長見通しの改善とともに声明文の段階的な修正が必要との意見も示された。金融政策に関する表現の変更は、2兆5500億ユーロ規模の資産購入の段階的な縮小が始まる兆しと解釈される可能性がある。このタカ派的な内容を受けて、ユーロが急上昇し、NY金はドル安による割安感から買われた。2017年12月の米卸売物価指数(PPI)が全体、コアともに市場の上昇予想に反して低下したことも、ドルの押し下げ要因となり、金を押し上げた。NY白金はドル安を受けて続伸。

*11日のNY原油は4日続伸。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した最新週の国内原油在庫は前週比490万バレル減と8週連続で取り崩しとなり、減少幅も市場予想の390万バレル減を上回った。また、寒波の影響で米国内の原油生産量が前週比で日量29万バレル減少していたことも明らかになった。さらに、受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が推定で前週比350万バレル超の取り崩しになったとのこの日の報道も支援材料となった。その上、為替市場ではドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て原油に割安感が生じたことも原油相場を押し上げた。ただ、約3年1カ月ぶりの高値水準で推移しているため、利食い売りに上値を削った。
石油輸出国機構(OPEC)議長国であるアラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は、需給が今年均衡するとの見通しを示した上で、OPECが今年末まで減産合意の順守に取り組むと明言した。

*11日のシカゴトウモロコシは横ばい。シカゴ大豆は4日続落。

*11日のNYダウは大幅反発し、2日ぶりの最高値更新となった。原油高を受けてエネルギー株を中心に買われた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 11月国際収支-経常収支 +2兆1764億円 +1兆8361億円 +1兆3473億円
08:50 (日) 11月国際収支-貿易収支 +4302億円 +3106億円 +1810億円
14:00 (日) 12月景気ウォッチャー調査・現状判断DI 55.1 55.1 --
14:00 (日) 12月景気ウォッチャー調査・先行き判断DI 53.8 53.5 --
22:30 (米) 12月消費者物価指数 (前月比) +0.4% +0.1% --
      (米) 12月消費者物価指数 (コア:前月比) +0.1% +0.2% --
      (米) 12月消費者物価指数 (前年比) +2.2% +2.1% --
      (米) 12月消費者物価指数 (コア:前年比) +1.7% +1.7% --
22:30 (米) 12月小売売上高 (前月比) +0.8% +0.5% --
      (米) 12月小売売上高 (前月比:除自動車) +1.0% +0.4% --
24:00 (米) 11月企業在庫 (前月比) -0.1% +0.4% --
未定  (中) 12月貿易収支 +402.1億USD +370.0億USD 

第147回 『おしえて陳さん』 
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