1月30日(火)
【1月29日の海外相場および市況】
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*週明け29日のNY外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景にドルが買われ、ドル円は109円近辺に反発した。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁が債券買い入れプログラムの終了の在り方を早期に明確にすべきと発言したが、これを受けてドイツ金利が上昇し、米金利にも波及した。米10年債利回り(長期金利)が約3年9カ月ぶりの高水準に達したことでドル円も買いが強まった。また、最近急速に進んだ円高・ドル安の反動から、持ち高調整目的の円売り・ドル買いも入ったようだ。
 昨年12月の個人消費支出(PCE)と個人所得はともに前月比0.4%増と、おおむね市場予想並み。PCE物価指数は前年同月比1.7%上昇と、市場予想(1.5%上昇)を上回ったが、いずれも材料視されなかった。今週は30日にトランプ大統領による一般教書演説、30、31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)、週末2月2日には雇用統計の発表などがあるため、様子見姿勢が強まった。本日は、欧米時間に米大統領の一般教書演説、10〜12月のユーロ圏GDP、1月のユーロ圏景況感、11月米S&Pケース・シラー住宅価格、1月の米消費者景気信頼感などが発表される。

*週明け29日のNY金は続落。為替市場ではこの日、ドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金は割安感が薄れ、売りが活発化した。また、前週に約1年5カ月ぶりの高値を付けていた反動から、利益確定の売りも出やすかった。ただ、NYダウが下げ幅を広げる中、安全資産としての買いが入る場面もあった。
NY白金は金に連れて続落。

*週明け29日のNY原油は、対ユーロでのドルの反転上昇を受けた割高感による売りに加え、利益確定の売りが出て反落した。このほか、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが26日公表した国内の石油掘削リグ稼働数が、同日までの1週間で前週比12基増の759基となったことも相場の圧迫材料。米エネルギー情報局(EIA)が週報で、米国の原油生産が近いうちに日量1000万バレルに達するとの見方を示していることも相場を下押しした。

*週明け29日のシカゴトウモロコシとシカゴ大豆は、南米の天候懸念で上昇。ブラジルの一部地域の降雨により、同国の収穫作業に遅れが生じた。降雨は週末まで続くと予想されている。また、アルゼンチンの一部産地で先週末にかけて雨が降ったが、今後10日間は乾燥した天候になるとの予想も強材料になった。

*週明け29日のNYダウは、利益確定の売りに圧迫されて反落した。構成銘柄のアップルが、最新型スマートフォン「iPhoneX」の生産量を半減させるとの報を受け大幅安となったことも嫌気された。米長期金利の上昇を眺め、利ざや拡大が期待される金融株に買いが入った一方、投資妙味が薄れる不動産株や高配当株は売られた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:30 (日) 12月失業率 2.7% 2.7% 2.8%
08:30 (日) 12月有効求人倍率 1.56 1.57 1.59
09:30 (豪) 12月NAB企業信頼感 6(7) -- 11
18:30 (英) 12月消費者信用残高 +14億GBP +14億GBP --
19:00 (EU) 10-12月期GDP・速報 (前期比) +0.6% +0.6% --
          (EU) 10-12月期GDP・速報 (前年比) +2.6% +2.7% --
19:00 (EU) 1月経済信頼感 116.0 116.2 --
19:00 (EU) 1月消費者信頼感・確報 1.3 1.3 --
22:00 (独) 1月消費者物価指数・速報 (前年比) +1.7% +1.7% --
23:00 (米) 11月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比) +6.38% +6.30% --
23:00 (メキシコ) 10-12月期GDP (前期比) -0.3% +0.6% --
          (メキシコ) 10-12月期GDP (前年比) +1.5% +1.6% --
24:00 (米) 1月消費者信頼感指数 122.1 123.0 

第150回 『おしえて陳さん』 
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