【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は堅調に推移した。メキシコ中銀が22日に公表した2月の政策決定会合の議事要旨によると、最近の消費者物価指数(CPI)の大幅上昇により、中銀が目標とする3.0%へのインフレ率の低下が予想より遅れる可能性があることが懸念された。

インフレに対するリスクは上向きで、インフレ率が目標水準に低下するのは2019年第1四半期になると予想。昨年時点での見通しが後ずれした。大半の理事会メンバーは、根強いインフレ圧力やペソ安で物価圧力が強まるリスクを懸念していることが判明し、追加利上げの見通しが高まり、メキシコペソ買いにつながった。た。

また、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉や米金利上昇、7月の国政選挙を巡る不安がペソに打撃を及ぼす可能性についても言及があった。

*今週のメキシコペソ円は、上値の重い展開になりそうだ。先週公表された2月のメキシコ中銀政策決定会合の議事要旨によると、大半の理事会メンバーが、根強いインフレ圧力やペソ安で物価圧力が強まるリスクを懸念していることが判明した。メキシコ中銀は2月8日、政策金利を引き上げ、9年ぶりの高水準となる7.50%としたが、次回の会合でも利上げ見通しが高まっているが、これはメキシコペソをサポートしよう。

一方、米国との関係悪化がメキシコペソの上値を抑えよう。米国とカナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第7回会合が25日、メキシコ市で始まった。自動車の関税分野などで自国を優先する措置を求める米国に他の2カ国が反発しており、3月5日まで行われる予定の協議は難航が予想される。

米国は、関税撤廃の条件として自国製自動車部品の使用率を50%以上にする条項を提案しているが、各国の見解の隔たりは大きく、3月末までの再交渉妥結目標は先送りされる可能性が高まっている。

また、メキシコのペニャニエト大統領は26日、来週予定されていたトランプ米大統領との会談を中止した。トランプ氏が25日に大統領令に署名したメキシコ国境の壁建設計画をめぐって米国とメキシコは対立しており、二国間の貿易にも開悪影響が出かねないと危惧されている。

こうした状況では、7月の大統領選では反米的な新興左派「国家再生運動(Morena)」のロペス・オブラドール元メキシコ市市長が益々優勢になりそうだ。

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【メキシコペソ経済指標】
*2月26日月曜日
23:00 メキシコ12月小売販売前年比前回-1.5%  予想-1.7%

*2月27日火曜日
23:00メキシコ1月貿易収支 前回$-0.157B  予想$ -3.2B
23:00メキシコ1月失業率  前回3.1%   予想3.2%

*3月1日木曜日
23:00メキシコ2月景況感前回50.4   予想50.7

*3月2日金曜日
24:30 メキシコ2月製造業PMI前回52.6   予想52.7


*予想レンジ:5.65円~5.85円


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