【 白金、下落基調に転換】
*先週の東京白金は横ばいだった。パラジウム相場が今年の需給逼迫予想を受けて反発する中、同じ白金族相場である白金も連れ高となる場面もあった。

白金最大の生産国である南アフリカでは、ラマポーザ新政権が25年ぶりに付加価値税(VAT)を14%から15%に引き上げることを決定した。財政赤字に苦しむ南アフリカ経済にとっては好材料と捉えられ、南アランドは上昇し、2015年8月以来の高値まで大幅上昇した。今回の増税は、格付け会社ムーディーズによる格下げ回避を目的としたもので、市場は格下げが回避されると期待しているようだ。

堅調な南アランドを受けて、ドル建て白金の下値はサポートされた。28日の東京白金は下落し、サポートラインである3400円を割り込んでいる。27日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)新議長による議会証言が行われ、予想外のタカ派的姿勢を受けてドルが反発し、ドル建て白金が割高感から下落したことが背景にある。テクニカル的な悪化を受けて、これからの白金相場は売りが優勢となりそうだ。2月13日の安値3331円が下値の目安になりそうだ。

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*東京白金予想レンジ:3300~3450円。

*CFTC建玉2月20日時点:ファンドの白金買い越しは4万1753枚(前週比+3382枚)と増加。総取組高は8万5249枚と前週比1123枚の増加。

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*白金と金の逆ザヤ幅は、12月15日に-1336円まで拡大し過去最大となったが、そこから逆ザヤは縮小し、直近では1131円まで縮小した。しかし、白金相場が下落基調に転じた可能性から、逆ザヤ縮小は一服しそうだ。


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