3月13日(火)
【3月12日の海外相場および市況】
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*週明け12日のNY外国為替市場のドル円は106円台前半に下落した。日本政府は12日、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省決済文書14件が書き換えられたと国会に報告した。麻生太郎副総理兼財務相は国会答弁に合わせる形で書き換えられたと認めた。これを受けて、安倍政権を支えてきた麻生氏の引責辞任が取り沙汰されたことから、東京市場ではリスク回避の円買いが活発化した。ただ、麻生氏は「進退については考えていない」と発言したため、円は売り戻された。しかし、ドル安・円高に流れは続き、トランプ政権による保護主義的な通商政策で主要国・地域との貿易摩擦が激化するのではないかとの警戒感もあって、ドルの下落基調が続いた。本日も引き続き、「森友学園」問題や米国の輸入制限が圧迫要因となり、ドル円は106円台前半から半ばにかけて上値の重い展開になりそうだ。

*週明け12日のNY金は反落。前週末に発表された2月米雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門の就業者数の増加幅が1年7カ月ぶりの大きさとなる一方、物価上昇の先行指数として注目される平均時給の上昇率は市場予想を下回った。これを受けて過度なインフレ懸念が後退し、インフレヘッジ資産としての金には売り圧力がかかった。12日のドル相場は弱含んだが、金相場の反応は鈍かった。NY白金は金につれて反落。

*週明け12日のNY原油は、米国内の供給過剰懸念や利益確定の売りなどを背景に反落した。週明けの原油相場は利益確定売りが先行した。CFTC建玉報告で、ファンドの買いが3週間ぶりに縮小したことも弱材料。米国内のシェールオイル増産の動きが石油輸出機構(OPEC)主導の協調減産効果を相殺するのではないかとの懸念もあって、一時60.67ドルまで下落した。ただ、為替市場では、ユーロが対ドルで切り返し、ドル建て原油に割安感が生じたたため、原油に買い戻しが入り徐々に下げ幅を縮小した。

*週明け12日のシカゴトウモロコシは、ほぼ変わらず。堅調な輸出需要が支援材料になった。アルゼンチンの干ばつもあり、世界市場で割安な供給先がほとんどなくなった状況。シカゴ大豆はショートカバーで反発。ただ、中国が米国の鉄鋼やアルミニウム輸入への高関税導入に対する報復措置として、米国産大豆輸入を鈍化させるとの懸念が上値を重くした。

*週明け12日のNYダウは、トランプ政権の鉄鋼・アルミニウム輸入制限措置が「貿易戦争」に発展するとの懸念がくすぶる中、反落した。9日に発表された2月米雇用統計では非農業部門就業者数が1年7カ月ぶりの高い伸びを示した一方で物価上昇の先行指標とされる平均賃金の伸びは鈍化し、インフレ加速への過度の懸念が後退していたことは、株式市場には好感された。ただ買いが一巡すると、利益確定売りが優勢となり、マイナス圏に沈んだ。


【13日の経済指標】
09:30 (豪) 1月住宅ローン貸出 (前月比) -2.3%
09:30 (豪) 2月NAB企業信頼感 12
13:30 (日) 1月第3次産業活動指数 (前月比) -0.2%
21:30 (米) 2月消費者物価指数 (前月比) +0.5% +0.2%
   (米) 2月消費者物価指数 (コア:前月比) +0.3% +0.2%
   (米) 2月消費者物価指数 (前年比) +2.1% +2.2%
   (米) 2月消費者物価指数 (コア:前年比) +1.8% +1.8%


第156回 『おしえて陳さん』 
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