3月28日(水)
【3月27日の海外相場および市況】
ny0328

*27日のNY外国為替市場のドル円相場は、NYダウの大幅下落を嫌気して105円台前半に反落した。ナバロ通商製造業政策局長は26日、トランプ米大統領がムニューシン財務長官とライトハイザー通商代表部(USTR)代表に対し、中国との貿易紛争解決を試みるよう指示したことを認めた。これを受けて、米中間の貿易摩擦激化に対する過度の警戒感が和らいだ。これを受けて、NYダウも堅調に推移していたが、ハイテク企業の業績悪化懸念が強まると反落に転じ、下げ幅の拡大に伴って安全通貨である円が買われた。

*27日のNY金は、5日ぶりに反落した。米中「貿易戦争」を警戒した過度のリスクオフムードが後退する中、安全資産としての金買いは後退した。また、ドルが対ユーロで上昇し、ドル建て金に割高感が生じたため、売りが優勢となった。ただ、英国で起きた元ロシア情報員暗殺未遂事件をめぐる米欧とロシアの対立が先鋭化するとの警戒感もあって、金相場の下値は支えられた。米政府は26日、欧州諸国と連携し、元ロシア情報員暗殺未遂事件への対抗措置としてロシア外交官を追放する方針を決定。これに対し、ロシア側も対抗措置を取ると警告している。NY白金は金に連れて反落。

*27日のNY原油は続落。サウジアラビアのムハンマド皇太子はこの日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアが協調減産措置の長期延長を検討していると発言。また、欧米諸国とイランが2015年に締結した核合意について、トランプ大統領が離脱の意思を表明していることなども受けて、一時66.41ドルまで上伸した。しかし、高値警戒感やNYダウの下落を受けて利益確定売りが優勢となり反落に転じた。

*終了後に発表された米石油協会(API)による週間在庫統計では、原油在庫が530万バレルの増加だった。市場予想は48.7万バレルの減少。これを受けて電子取引は64.84ドル(-0.41)と続落。

*27日のシカゴトウモロコシは、米農務省の統計を控えて横ばい。29日発表の作付け意向面積報告では、2018年の米国産トウモロコシの作付面積が前年を下回ると予想されている。また、ここ数年にわたる豊作で、3月1日時点の四半期在庫が1920年代以降で最高水準まで増加すると予想されている。シカゴ大豆は続落。米農務省が29日に公表する作付け意向面積報告と四半期在庫の統計を控え、ポジション調整の売りが出た。今回の作付け意向面積報告では、2018年の米国産大豆の作付面積が史上最高となる9110万エーカーと予想されている。また、ここ数年にわたる豊作で、3月1日時点の大豆の在庫も史上最高に達するとみられている。

*27日のNYダウは大幅反落。前日は米中「貿易戦争」への過度の警戒が後退して669ドル高と過去3番目の上げ幅で終了。米側は自動車関税引き下げや米国製半導体の購入増、金融分野の外資規制の緩和を求めていると報じられ、水面下で始まった交渉の進展への期待感から、この日は一時240ドル超上昇する場面もあった。しかし、米配車大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車の死亡事故を受け、昼過ぎにエヌビディアが全世界で自動運転の公道試験を停止したと報じられると同社株が急落し、ハイテク株全般が売られ、ダウ全般を押し下げた。2016年の米大統領選で利用者の個人情報が不正利用されていた問題に揺れるフェイスブックも引き続き相場の重石となっている。27日には同社のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が米議会で証言する意向と報じられ、個人情報を扱うIT企業に対する規制強
化への警戒が高まっている。


【28日の経済指標】
09:00 (NZ) 3月ANZ企業景況感 -19.0
21:30 (米) 2月卸売在庫 (前月比) +0.8%
21:30 (米) 10-12月期GDP・確報 (前期比年率) +2.5% +2.5%
21:30 (米) 10-12月期個人消費・確報 (前期比年率) +3.8%
21:30 (米) 10-12月期GDPデフレーター・確報 (前期比年率) +2.3% +2.3%
21:30 (米) 10-12月期コアPCEデフレーター・確報 (前期比年率) +1.9%
23:00 (米) 2月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) -4.7% +1.5%
未定 (南ア) SARB政策金利発表 6.75%

第158回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/