【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は下落した。南アフリカの経済指標や政治的な動きが乏しかったため、米中間の貿易戦争の動向に左右された。3月にムーディーズによる格付け(据え置き、見通しは「安定」)と南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)による政策金利の決定(引き下げ)というビッグイベントを終え、材料がとりあえず出尽くしとなったようだ。

*今週の南アランド円は上値の重い展開になりそうだ。格付け会社ムーディーズが予想外に南アの格付け見通しを上方修正した。一方、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は利下げ(6.75% ⇒ 6.50%)を決定しており、材料出尽くし感が強く、市場は次の方向感を探る状態になっている。今週は2月の製造業生産が発表されるが、これからはズマ体制後の経済指標ということもあり、ラマポーザ政権樹立で経済にどのような影響が出ているかを予測することになる。ゴーダン公共企業相は先月、国営企業の債務問題の改革案を4週間以内に公表すると発表したが、現時点ではまだ発表されていない。どのような内容になるか引き続き注目される。

今週は、引き続き、米中貿易戦争の行方と中国の経済指標に注意したい。中国では11日に3月消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)、13日に3月貿易収支が発表される。なお、世界の大手資産運用会社の一部によれば、米中貿易摩擦がエスカレートし、新興国の資産が売られ過ぎとなった場合、バリュエーション的に割安感が強まるため、新興国資産を購入する好機が生まれるという。特に南アフリカは金や白金等の貴金属やウラン等を産出するため、物色対象になりやすいだろう。

【南アフリカ経済指標】
4月9日月曜日
時間未定 IMF世界経済見通し公表
15:00南アフリカ3月外貨準備高

4月10日火曜日
20:00南アフリカ2月製造業生産前年比 前回+2.5%、予想+2.1%

zar0409

*予想レンジ:8.80円~9.20円


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