【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は変わらずだった。米中貿易戦争懸念やシリア情勢の緊迫化に影響された。南アランド独自の材料に乏しく、対ドルでは下落したものの、円安を受けて対円では底堅く推移した。

ラマポーザ政権初の経済指標として注目された南アフリカ2月製造業生産指数は、前年比+0.6%と前回+2.5%、予想+2.1%をいずれも大きく下回り、南アランドの上値を抑えた。

*今週の南アランド円は、上値の重い保ち合いとなりそうだ。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は南アフリカの景気回復が継続する可能性は乏しいという見通しを発表した。ラマポーザ政権の改革政策が不透明であり、具体性に欠けているとの声明も発表した。

一方、世界銀行は南アフリカの成長予測を昨年9月時点から上方修正した。2018年の予測を1.1%から1.4%に引き上げ、2019年は1.8%、2020年は1.9%と予測した。上方修正はラマポーザ政権が国民の信頼を得ていることを背景にしたものとしたが、この程度の経済成長で、貧困削減や失業率を低下させるには、十分ではないとした。

いずれにしても、今後のラマポーザ政権の経済政策次第ということになるが、短期的に劇的な回復は困難だろう。今週は2月の小売売上高と3月の消費者物価指数(CPI)が発表される。また、豪ドル同様に、中国の経済指標には注意したいところ。17日に中国第1四半期実質G国内総生産(GDP)、中国3月小売売上高、中国3月鉱工業生産等が発表される。


【南アフリカ経済指標】
4月18日水曜日
17:00 3月消費者物価指数前年比 前回+4.0% 予想+4.1%
20:00 2月実質小売売上高前年比 前回+3.1% 予想+3.0%

4月20日金曜日
G20財務大臣・中央銀行総裁会議

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*予想レンジ:8.80円~9.10円


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