【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は軟調だった。南アフリカ統計局が18日に発表した3月消費者物価指数(CPI)は前年比3.8%上昇と、2月の4.0%上昇から伸びが鈍化し、2011年1月以来の低水準となった。前月比でも0.4%上昇と、2月の0.8%上昇から鈍化した。市場予想では前年比4.1%上昇、前月比0.6%上昇が見込まれていた。インフレ鈍化は南ア経済にとって好ましいとの見方から、南アランドは一時的に買われ、この日の高値を付けたが、その後は上げ幅を縮小した。3月小売売上高は前月比で+1.8%となり、市場予想の+2.8%を下回った。

*今週の南アランド円は、レンジ内の動きが継続しそうだ。18日に発表された3月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.8%と、2月の+4.0%から鈍化し、2011年2月以来、約7年ぶりの低い伸びとなった。南アフリカ経済は低迷しているため、インフレ鈍化は経済にとって好ましいと考えられている。これを受けて、南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)が追加利下げに動くことはないとの見方が強まった。2月の小売売上高は前年比+4.9%と、市場予想の+2.8%を上回った。

ラマポーザ大統領は18日、ランドは昨年11月以降の上昇によって中立水準に戻ったのかとの質問に対し、「中立水準に近いが、まだそこまで達していない」と語り、ランドは中立水準に比べて依然として低いとの見方を示した。ただ、「ランド高は南アに対する信頼感を反映するが、輸出業者にとって好ましくない」とも発言しており、これ以上の通貨高には懸念を抱いているようだ。同大統領は、今年は3%の成長が維持されるだろうと自信を示し、海外からの投資を呼び込む計画を立てた。経済発展ため、海外から融資を募る。1000億ドルの調達を目標に、欧州、アジア、アフリカを訪問する。早速、ロンドンで英国のメイ首相と会談し、500万ポンドの資金調達に成功した。

ズマ政権時代には政情不安から海外からの投資が減り、ズマ政権の汚職も嫌悪されていたため、ラマポーザ大統領のこの積極的な動きは海外投資家には歓迎されているようだ。世界銀行は南アフリカの2018年と2019年、2020年の経済成長見通しを引き上げたが、これに続いて、国際通貨基金(IMF)も今年の経済成長見通しを0.9%から1.5%に、2019年を1.6%から1.7%に引き上げた。今週は27日に3月生産者物価指数(PPI)が発表される。

【南アフリカ経済指標】
4月24日火曜日
16:00 2月景気先行指数 前回106.1

4月25日水曜日
20:00 第1四半期消費者信頼感 前回-8

4月26日木曜日
18:30 3月生産者物価指数前年比 前回+4.2% 予想+4.0%

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*予想レンジ:8.80円~9.15円


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