【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は上昇した。週前半は米金利が上昇したことや、トルコリラ、アルゼンチンペソなど、新興国通貨が軒並み史上最安値をつけて下落したことで、南アランドも下落した。

しかし米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、米金利が低下したため、南アランドは急速に買い戻されて上昇に転じた。


*今週の南アランド円は堅調に推移しそうだ。ロイター為替予測調査によると、南アフリカの経常赤字は対国内総生産(GDP)比で5年前の6.9%から2.9%に大きく改善していることを受けて、南アランドは対ドルで、国内経済が改善すれば今後半年間に4月の下落幅の一部を取り戻す見通しだ。ランドの対ドル相場は今後半年で約3.0%上昇する見込み。 ただ1年後には再び軟化するとみられている。

4月下旬に、米10年債利回りが3.0%に上昇する中、新興国市場資産と通貨が売られ、南アランドも対ドルで約5.0%下落した。しかし、経済政策の実施が滞りなく実施され、経済成長が改善する見込みが高まれば、南アフリカに対する投資資金の流入は加速する可能性があるという。4月はドルの上昇を受けて新興国通貨が下げ圧力にさらされたものの、南アランドは今後、トルコ、ブラジル、インド、インドネシアとともに「フラジャイル・ファイブ(脆弱な5通貨)」とみなされていた過去のような大規模な売り圧力には見舞われない公算が大きいと予想されている。今週は16日に3月小売売上高が発表される。予想は前年比で+4.4%と前回の+4.9%を下回る見込みで、急落の可能性もあり、注意が必要だろう。


【南アフリカ経済指標】
14日月曜日
18:30南ア第1四半期失業率前回26.7%  予想27.4%

16日水曜日
20:00南ア3月実質小売売上高前年比 前回+4.9% 予想+4.4%


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*予想レンジ:8.80円~9.10円


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