5月15日(火)
【5月14日の海外相場および市況】
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*週明け14日のNY外国為替市場のドル円相場は、新規材料難の中、109円台後半に反発した。トランプ大統領は13日、貿易摩擦の影響で米国企業との商取引を禁止された中国通信機器大手、中興通訊(ZTE)について「速やかに事業を再開できるよう、中国の習近平国家主席と協議している」とツイッターに投稿。米中貿易摩擦解消への期待感が浮上し、安全資産の米債が売られ、金利上昇につながった。米長期金利の上昇を背景に円売り・ドル買いが優勢となり、米国と中国による貿易摩擦解消に向けた協議進展への期待感を背景に、安全通貨である円が売られやすい展開となった。ただ、この日は主要な米経済指標の発表がなかったため、ドルの上値も限定的だった。

*週明け14日のNY金は小幅続落。米国と中国による貿易摩擦解消に向けた協議進展への期待などが広がり、リスク選好意欲が強まり、NYダウが堅調に推移。安全資産である金の買いは後退した。NY白金は4日ぶりに反落。欧州ディーゼル車の販売減少が改めて確認されて売りが優勢となった。

*週明け14日のNY原油は、世界的な供給過剰解消への期待などを背景に反発。石油輸出国機構(OPEC)が同日公表した月報によると、4月の加盟国の石油生産量は前月比ほぼ横ばいの日量3193万バレルとなった。主要加盟国サウジアラビアなどは増加したが、ベネズエラなどで減少したという。また、昨年から継続している協調減産や需要増加が奏功し、世界的な供給過剰が事実上解消しているという。トランプ大統領が先週、イラン核合意からの離脱と対イラン制裁の再発動方針を表明して以来、同国産原油輸出への打撃が懸念されているが、一方で米国のシェールオイル増
産の動きが続く中、OPEC主導による協調減産効果を相殺するのではないかとの警戒感により上値は抑えられた。

*週明け14日のシカゴトウモロコシは変わらず。米中西部で降雨によって作付けが遅れるとの懸念が相場を下支えた。
シカゴ大豆は、安値拾いと輸出需要改善期待に反発。大豆の週間輸出検証高によると、10日までの週の輸出検査数量は68万81955トンと、予想(45万〜65万トン)を上回った。

*週明け14日のNYダウは、米中貿易摩擦の緩和への期待感から8日続伸した。トランプ大統領は13日のツイッターへの投稿で、米企業との取引禁止措置で部品供給を受けられず主力のスマートフォン事業の停止に追い込まれた中国通信機器大手、中興通訊(ZTE)について「速やかに事業を再開できるよう中国の習近平国家主席と協議している」と表明。中国への歩み寄りの姿勢を示し、今週にもワシントンで再開される貿易摩擦解消に向けた協議での進展に期待が高まった。米中貿易摩擦をめぐっては、中国当局の承認が長引いている米携帯用半導体大手クアルコムによるオランダ同業NXPセミコンダクターズの買収について、独禁法審査が再開されることも報じられた。


【15日の経済指標】
10:30 (豪) RBA議事録
11:00 (中) 4月鉱工業生産 (前年比) +6.0% +6.4%
11:00 (中) 4月小売売上高 (前年比) +10.1% +10.0%
13:30 (日) 3月第3次産業活動指数 (前月比) 0.0%
15:00 (独) 1-3月期GDP・速報 (前期比) +0.6%
      (独) 1-3月期GDP・速報 (季調前:前年比) +2.3%
16:00 (トルコ) 2月失業率 10.8%
17:30 (英) 4月失業者数 +1.16万人
17:30 (英) 4月失業率 2.4%
17:30 (英) 3月ILO失業率(3カ月) 4.2%
18:00 (独) 5月ZEW景気期待指数 -8.2
18:00 (EU) 5月ZEW景気期待指数 1.9
18:00 (EU) 3月鉱工業生産 (前月比) -0.8%
18:00 (EU) 1-3月期GDP・改定 (前期比) +0.4%
        (EU) 1-3月期GDP・改定 (前年比) +2.5%
21:30 (米) 5月NY連銀製造業景況指数 15.80 15.00
21:30 (米) 4月小売売上高 (前月比) +0.6% +0.4%
          (米) 4月小売売上高 (前月比:除自動車) +0.2% +0.6%
23:00 (米) 3月企業在庫 (前月比) +0.6% +0.2%
23:00 (米) 5月NAHB住宅市場指数 69 70
29:00 (米) 3月対米証券投資 +490億USD

第164回 『おしえて陳さん』 
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