5月16日(水)
【5月15日の海外相場および市況】
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*15日のNY外国為替市場では、米長期金利の上昇などを背景にドル円110円台前半に上昇した。4月米小売売上高が前月比0.3%増と2カ月連続でプラスを確保。3月実績は0.6%増から0.8%増に上方修正されたことが好感された。また、ガソリンスタンドの売上高が原油高に伴うガソリン価格上昇などを背景に0.8%増と大きく伸びたことでインフレ懸念も再燃。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが加速するのではないかとの観測が浮上し、米長期金利は3.09%付近まで上昇した。これを受け、ドル買い・円売りが加速し、一時110円45銭の高値を付けた。

*15日のNY金は、ドルの上昇に伴う割高感に圧迫されて3日続落し、終値は1300ドルを下回った。これは、2017年12月下旬以来約5カ月ぶりの安値水準。米長期金利が前日から再び3.0%の大台に乗せたことを受け、主要通貨に対してドルが上昇し、ドル建て金は割高感に押され売りが優勢となった。加えて、4月米小売売上高が2カ月連続のプラスとなったほか、5月NY製造業景況指数も市場予想を上回る水準に改善。こうした堅調な統計もドル買いを後押しし、金は一段安となって1300ドルの節目を割り込んだ。パレスチナ自治区ガザで抗議デモを行うパレスチナ人にイスラエル軍が発砲し、数十人が死亡したため、地政学リスクは高まっているが、この日は米長期金利上昇が材料視された。NY白金はドル高を受けて続落。

*15日のNY原油は続伸。米国によるイランの経済制裁の再発動方針を受けて、同国産の原油供給が停滞するのではないかとの懸念が引き続き相場を支えた。また、石油輸出国機構(OPEC)が前日、3月の経済協力開発機関(OECD)諸国の商用原油在庫が前月比1270万バレル減少したことを明らかにしていた。今週発表される米国在庫の取り崩しが予想されていることも支援材料だった。ただ、ドルが対ユーロで急伸したことをきっかけに、割高感が強まり相場は上げ幅を縮小した。引け後に発表された米石油協会(API)統計では、米原油在庫が増加したことが嫌気され、時間外取引は0.30ドル程度下落して71.03ドルレベルで推移している。

*15日のシカゴトウモロコシは続伸。米中西部産地での降雨予報を受けて、作付けが遅れるとの懸念が強まった。シカゴ大豆も続伸。

*15日のNYダウは、米長期金利の上昇が嫌気され、9日ぶりに反落した。4月米小売売上高は、前月比0.3%増と予想並みながら堅調だった。また、最近の原油高に伴うガソリン価格上昇を背景に、ガソリンスタンドの売上高は0.8%増と大きく伸びた。同統計を受け、インフレ高進への警戒感から米長期金利は上昇し、一時約6年10カ月ぶりに3.09%台に乗せた。金利上昇が企業業績を圧迫するとの懸念や、燃料コストの増加が消費者の支出抑制につながるとの見方が浮上し、NYダウは売りが優勢となった。


【16日の経済指標】
08:50 (日) 1-3月期GDP・1次速報 (前期比) +0.4% 0.0%
      (日) 1-3月期GDP・1次速報 (前期比年率) +1.6% -0.1%
08:50 (日) 1-3月期GDPデフレーター・1次速報 (前年比) +0.1% +0.2%
13:30 (日) 3月鉱工業生産・確報 (前月比) +1.2%
18:00 (EU) 4月消費者物価指数(HICP)・確報 (前年比) +1.2%
20:00 (南ア) 3月小売売上高 (前年比) +4.9%
21:30 (米) 4月住宅着工件数 131.9万件 131.8万件
21:30 (米) 4月建設許可件数 135.4万件(137.9万件) 133.0万件
22:15 (米) 4月鉱工業生産 (前月比) +0.5% +0.6%
22:15 (米) 4月設備稼働率 78.0% 78.4%

第164回 『おしえて陳さん』 
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