【 白金は安値低迷が続きそう】
*先週の東京白金は小安く推移した。5月中旬以降、3200円を挟んだレンジで推移しており方向感が出ていない。根本的には、今年の需給が緩いことが背景にあるだろう。

英貴金属製錬大手ジョンソン・マッセイによると、2018年の白金は一段と供給過剰になると予想している。山供給は伸び悩む一方で、自動車触媒や投資需要が大きく減少すると予想されている。供給過剰量は2017年の約3.1トンから約9.8トンに拡大する見通し。需要の4割を占めるディーゼル車の生産台数が減っているほか、技術革新の影響で1台あたりの使用量も減少していることが背景にある。

同じ貴金属である金やパラジウムに対する割安感からサポートされているものの、上値には限界があろう。原油相場が下落したことも産業用貴金属である白金にはマイナスだ。代表的な商品指数のCRB指数は、200ポイントを割り込んでおり、商品市況は上昇が一服している。

最大の生産国である南アフリカは、第1四半期国内総生産(GDP)が大きく落ち込んで、通貨ランドが下落している。そのため、ランド建て白金に割高感が強まり売りが優勢な状況になっている。白金は安値圏での保ち合いが続きそうだ。

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*CFTC建玉6月5日時点:ファンドの白金買い越しは2146枚(前週比-1870枚)と減少。総取組高は8万4484枚と前週比3127枚の増加。

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*白金と金の逆ザヤは、4月26日に1429円と過去最大幅を記録した。その後は売られ過ぎからやや縮小したが、1350円レベルで縮小が一服している。


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