【 白金は安値低迷が続きそう】
*先週の東京白金は大幅安となった。米中貿易戦争激化の様相から産業用貴金属である白金は売られた。また、石油輸出国機構(OPEC)の増産観測を受けて原油相場が急落し、ドル高もあって商品市況全般に売りが圧力が高まったことも下押し要因となったようだ。今年の需給は緩和的との見通しが強いため、こうした外部要因を背景に売りが強まり3100円を割り込んで、3042円まで下落した。

3000円の大台に接近したことと、同じ貴金属である金やパラジウムとの比較で買い戻される可能性はあるが、上昇基調に転換することは難しそうだ。最大の生産国南アフリカでは経済状況の悪化から通貨ランドが下落し、ランド建て白金の割高感が強まっており、潜在的な売り圧力がかかっている。3000円を割り込んだ場合、リーマンショック後の暴落でつけた2471円(2008年10月)が視野に入る可能性もあり、注意が必要だろう。

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*CFTC建玉6月19日時点:ファンドの白金売り越しは5161枚(前週比-8722枚)と途転売り越しとなった。総取組高は8万8852枚と前週比2966枚の増加。

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*白金と金の逆ザヤは、4月26日に1429円と過去最大幅を記録した。その後は売られ過ぎから縮小したが、1350円レベルで縮小が一服している。


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