【白金、3000円割れ】
*本日、東京白金(先限)が一時2996円まで下落し、3000円の大台を割り込んだ。

3000円を下回ったのは、2009年2月以来。月足チャートからは2276円が視野に入る。

もともと今年の白金の需給は、昨年より緩和すると見込み。

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英貴金属製錬大手ジョンソン・マッセイは、白金が2018年に一段と供給過剰になると予想している。鉱山からの供給が伸び悩む一方、自動車触媒や投資需要が大きく減る。供給過剰量は17年の約3.1トンから約9.8トンに広がる見通し。

白金は需要の4割をディーゼル車の排ガス触媒向けが占める。主力市場の欧州でディーゼル車は生産台数が減っているほか、1台あたりの使用量も減る傾向にある。投資分野では日本の個人投資家によるプラチナ地金の購入が鈍るほか、世界の上場信託投資(ETF)需要も減ると予想し、2018年は前年比3割減が見込まれている。

これに加えて、最大の生産国である南アフリカの通貨ランドが下落していることも要因だろう。

南アフリカは第1四半期GDPがマイナス成長となり小売売上高も落ち込んでしまい、格下げ懸念も出ている。

こうした要因から南アランドが下落しているため、南アランド建て白金は割高感が強まり、潜在的な売り圧力を受けている。


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CFTC建玉によるとファンドは売り越しに転じていますが、ここ3年売り越しに転じたのは初めてのことで、白金相場は安値低迷が続きそうだ。

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ただ、長期チャートから、2000円以下の時代があったことを考えると、3000円割れを特別視することもないだろう。


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