【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は上昇した。2日、南アランドは下落し、下げ幅が拡大した。世界貿易摩擦の激化と国内経済への懸念が背景。国営電力会社エスコムと労働組合との賃金交渉の行き詰まりが嫌気された。8円の大台を割り込むと本邦個人投資家の買いが入り反発に転じた。その後は、ユーロが約3週間ぶりの高値に上昇すると、南アランドも連れ高となった。ドイツの経済指標のほか、欧州連合(EU)の自動車市場を巡る米国の姿勢が軟化したことによる期待から、ユーロは押し上げられた。欧州は南ア最大の貿易相手。

*今週の南アランド円は、上値の重い動きになりそうだ。今週は6月景況感指数、消費者信頼感第2四半期、5月鉱業生産、5月製造業生産が発表される。しかし南アの経済指標よりも、米中貿易戦争の行方やドルの動向に影響を受けそうだ。ラマポーザ大統領は、燃料高騰によるインフレが加速するとの懸念を受けて、ネネ経済大臣に、2週間以内に燃料高騰及びVAT(付加価値税)の上昇の影響を緩和するための経済政策を計画するように指示した。

ロイター為替予測調査によると、南アランドは向こう1年、ドルに対して小幅な値動きにとどまる見通し。ただ、米中間の貿易戦争の結果によっては、予想レンジを外れて大きく変動する可能性もあるという。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続ける限り、ドルは堅調を維持しそうだ。

FRBは先月、今年2回目の利上げに踏み切り、政策金利を1.75─2.00%に引き上げた。また年内に政策金利をさらに2回引き上げる見通しを示した。一方、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は政策金利を2020年まで据え置く見通し。今年3月には政策金利を0.25%ポイント引き下げて6.50%とした。

【南アフリカ経済指標】
7月10日火曜日
18:30南アフリカ6月景況感指数 前回94.0

7月12日木曜日
16:00南アフリカ消費者信頼感第2四半期前回26
18:30南アフリカ5月鉱業生産前年比前回-4.3%
20:00南アフリカ5月製造業生産前年比 前回+1.1%

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*予想レンジ:7.80円~8.10円


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