【 白金は目先の底を打った可能性】
*先週の東京白金は下落した。3日には節目の3000円を割り込むと下げ足を速め、一時2844円まで下落し、2009年12月以来の安値をつけた。欧州連合(EU)は、トランプ政権が輸入自動車・同部品への追加関税を導入すれば、米自動車業界に打撃を与え、報復措置により2940億ドルの米輸出品に影響が及ぶ可能性があると警告したことが嫌気され、自動車産業への影響が懸念され、触媒需要急減という連想から投げ売りが出たようだ。

しかし、この安値から反発に転じ、6日には3000円の大台を回復して引けた。急落した3日の出来高(中段緑線)を見ると通常の5倍以上あり、RSIも20%台に急落したことから、短期的な底値になった可能性がある。東京白金は金同様に円安により押し上げられている。

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ただ、買戻しが一巡すれば白金は再び売りが優勢となろう。白金の今年の需給が緩和していることに加え、最大の生産国である南アフリカの景気減速を受けて通貨ランドには先安感が強い。CRB指数が低下していることを背景にファンドは3週連続で売り越しを拡大させている。

*CFTC建玉7月3日時点:ファンドの白金売り越しは6902枚(前週比-787枚)と減少。総取組高は8万3561枚と前週比2891枚の減少。

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*白金と金の逆ザヤは、7月3日に1526円と過去最大幅を記録した。その後は売られ過ぎから急速に縮小しているが、白金の上値に限界が予想されるため、1350円を下回る逆ザヤはなさそうだ。


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