【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は上昇した。23日は国営電力会社エスコムの赤字決算を受け、売りが優勢となった。資金調達費や減価償却が響き、 エスコムの2017-18年決算は23億ランド(1億7037万ドル)の赤字に落ち込んだ。しかし、24日に南アランド円は1週間ぶりの高値に上昇した。同国を訪問していた中国の習近平国家主席が、南アに対して147億ドルの投資を約束したことが好感された。米国と欧州連合(EU)は貿易障壁削減に向け交渉を開始することで合意した。貿易問題の解決は資源国通貨である南アランドには支援要因となった。

*今週の南アランド円は、堅調に推移しそうだ。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は19日、政策金利を予想通り6.5%に据え置いた。決定は全会一致。SARBはインフレリスクが現実味を帯びてきたと指摘した。ガニャゴSARB総裁は「物価の総合指数は十分目標範囲内に収まっているが、最低水準の時期は過ぎただろう」と述べた。米中間の報復関税の応酬や、世界的に原油が値上がりしていることが物価の主要なリスクだとした。6月消費者物価指数(CPI)は前年比4.6%上昇し、5月から伸びが加速したが、中銀の目標レンジである3.0─6.0%内に収まっている。

2018年の成長率見通しは、前回予測の1.7%増から1.2%増へ下方改定した。最近発効した付加価値税(VAT)の引き上げや、失業率が過去最高水準に迫っているため、短期的には成長が抑制されるだろうとした。 南アの第1四半期国内総生産(GDP)は9年ぶりの大幅なマイナスとなった。しかし、中国が南アフリカに対して147億米ドルの投資を約束したことは、同国経済を押し上げる効果をもたらすだろう。

【南アフリカ経済指標】
30日月曜日
15:00南アフリカ6月マネーサプライM3前年比
15:00南アフリカ6月民間部門信用前年比
21:00南アフリカ6月財政収支 前回-177億ZAR

31日火曜日
18:30南アフリカ第2四半期失業率 前回26.7%
21:00南アフリカ6月貿易収支 前回+35億ZAR 予想+50億ZAR

8月01日水曜日
18:00南アフリカ7月製造業PMI 前回47.9 予想48.5
21:00南アフリカ7月自動車販売前年比 前回+3.0%

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*予想レンジ:8.20円~8.50円


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