【メキシコペソに先高観】
メキシコペソ円は上昇し、6円台に乗せている。

メキシコ国経済に大きな影響を及ぼす、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に関する前向きな見方が広がっていることが好感されている。

メキシコと米国は、再交渉の閣僚級協議を2日にワシントンで開催する予定。メキシコとカナダの当局者は1日、米国とメキシコが自動車を巡る協議で合意に近づいていることを明らかにした。

合意に達する可能性から、メキシコペソには先高観が強まっている。

なお、今夜はメキシコ中銀理事会があるが、政策金利は据え置かれる見込み。

7月隔週消費者物価指数は前年比4.76%と前回4.54%、予想4.5%を上回った。
5月小売売上高は売前年比 2.5%と前回3.3%を下回った。

第二四半期GDPは前年比は2.7%、前回1.3%、予想1.4%より悪化。
季節調整済みは前期比は-0.1%、前回1.1%、予想1.3%
前年比の結果は予想より良かったが、季節調整済みは前期比マイナスと振るわなかった。

peso

経済指標は強弱入り混じり、6月に利上げしているため、その効果を見定める必要があること、

また、メキシコ中銀は過去、通貨安を阻止するために利上げをしてきたが、現在はキシコペソが上昇しているため、利上げをする必要がないと思われる。


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