【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は下落した。第2四半期失業率が27.2%と前回の26.7%より悪化したことが嫌気された。また、ラマポーザ大統領が、土地補償無し収用を進めるための憲法改正案が進展したことを発表した。

南アフリカでは、白人が土地を所有しているケースが多く、アパルトヘイト(人種隔離政策)終了後25年経過しても社会の不平等が続く象徴となっている。隣国ジンバブエが同じように白人から土地を回収したものの、白人が撤退したことから同国の経済が崩壊したため、南アフリカも似たようなことが起きるのではないかと危惧されたようだ。

世界2位の白金生産会社である南アフリカのインパラ・プラチナム(インプラッツ)は、赤字の鉱山部門の立て直しにむけた再編計画の一環で、人員削減と一部の国内鉱山のシャフト(坑道)を閉鎖する方針を示した。最大1500人の人員削減が行われる可能性があり、同国の鉱山業に混乱をきたすとの懸念が強まった。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続きそうだ。中国が同国に147億ドルの投資を約束したことは好感されており、南アランドのサポート要因になろう。ただ、南アフリカ政府が目指す経済成長見通しは年率5%だが、経済成長が鈍化している現況では、その達成にはまだまだ時間がかかりそうだ。米金利の上昇も南アランドの上値を抑える一因となっている。

一方、南アフリカ電力会社ESKOMが、懸念された賃金問題で解決の方向に進んでいることは好感されよう。


【南アフリカ経済指標】
7日火曜日
15:00 7月外貨準備高[Gross] 前回505.8億USD
20:00 6月製造業生産前年比前回+2.3% 予想+2.2%
 
19:30 7月SACCI景況感指数 前回93.7


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*予想レンジ:8.20円~8.50円


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