8月20日(月)
【8月17日の海外相場および市況】
ny0818

*週末18日のNY外国為替市場のドル円相場は、110円台半ばに下落した。米国人牧師の拘束を続けるトルコに対し、米政府が追加の制裁措置も辞さない強硬姿勢を見せる中、リラが再び急落。トルコ通貨不安が他の新興国にも波及し、世界経済に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念が強まり、安全資産とされる円は110円台前半で推移していた。ただ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が午後に入り、トランプ大統領と習近平中国国家主席が貿易摩擦解消に向けて11月に会談する可能性があると報じると、「貿易戦争」終結への期待が広がり、投資家のリスク選好意欲が若干回復し、ドル円は下げ幅を縮小した。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドのドル買い・円売りは5万8368枚(前週比-4439枚)と減少した。総取組高は18万5834枚と前週比2068枚の減少。

*週末17日のNY金は、ほぼ横ばい。ドル安により金が買い戻された。米国人牧師の釈放問題をめぐって米国とトルコの外交関係が冷え込む中、米国がトルコに対して追加制裁措置を科すことも辞さないと警告したことから、この日はトルコ通貨リラが再び急落。他の新興国にも混乱が波及するのではとの懸念が再燃したため、安全資産としての金買いが一時入った。ただ、市場では今月下旬に再開される米中貿易協議が進展し、両国間の貿易摩擦が緩和に向かうとの期待も広がり、トルコ不安を相殺する形となったもようで、安全資産としての金需要も限られた。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの金売り越しは3688枚(前週比-1万6376枚)と増加。途転売り越しに転じた。総取組高は47万6739枚と前週比1万7265枚の増加。

*週末17日のNY白金は続落。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの白金売り越しは1万0182枚(前週比+2039枚)と増加。総取組高は8万3991枚と前週比4909枚の増加。

*週末17日のNY原油は続伸。対ユーロでドル安が先行し、ドル建て原油に割安感が生じた。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が、トランプ大統領と習近平中国国家主席が貿易摩擦解消に向けて11月に会談する可能性があると報じると、「貿易戦争」終結への期待が広がり、投資家のリスク選好意欲が回復し、NYダウが上昇すると、同じリスク資産である原油にも買いが入った。ただ、トルコを中心とした新興国経済・通貨危機に対する警戒感は根強く、相場の上値は重かった。米国内の供給過剰も嫌気されている。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの原油買い越しは57万3428枚(前週比+3万5499枚)と増加。総取組高232万9989枚と前週比1万2586枚の減少。

*週末17日のシカゴトウモロコシは小反落。米国と中国が11月までの貿易摩擦解消に向けて協議するとの報道で、いったんはプラス圏に浮上したものの、その後値を消した。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは12万2706枚(前週比1391枚)と増加。総取組高は171万7134枚と前週比4万3366枚の減少。

*週末17日のシカゴ大豆は小反落。米国と中国が貿易摩擦解消に向けて動いているとの報道を受けて、値を戻した。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの大豆売り越しは3万5761枚(前週比+1万7083枚)と増加。総取組高は80万0037枚と前週比1万0210枚の増加。

*週末17日のNYダウは続伸。トルコ通貨安など「新興国リスク」に対する懸念を背景にもみ合っていたが、その後買いが優勢となった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は前日、貿易摩擦の緩和に向けた米中両国による協議が22、23両日に開かれる見通しだと報道した。二大経済大国間の「貿易戦争」に対する警戒感が後退し、投資家のリスク選好意欲が徐々に回復した。ただ、ムニューシン米財務長官は16日、トルコ政府が拘束している米国人牧師を早期に釈放しなければ、追加制裁も辞さない構えを強調。この発言を受け、トルコ国有銀行の元幹部による対イラン経済制裁違反事件に関連し、米財務省が懲罰的な罰金を科すのではないかとの観測が浮上したため、この日はトルコ通貨リラが再び急落。他の新興国にも混乱が波及し、世界経済に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念から、上値が抑えられた。


【20日の経済指標】
15:00   (独) 7月 生産者物価指数(PPI) [前月比]  0.3%   
18:00   (欧) 6月 建設支出 [前月比]  0.3%   
18:00   (欧) 6月 建設支出 [前年同月比]  1.8%  


第178回 『おしえて陳さん』 
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