【NY白金は底値圏、下げ渋る展開に】
*米国との通商問題が複雑化し、新興国から投資資金が引き上げられ、ドル高が継続し、新興国通貨安からコモディティ価格が下落した。代表的な国際商品指数であるCRB指数も一時180ポイントを下回った。トルコの通貨リラが米国との関係悪化と高進するインフレを背景に急落したことも商品市場にはマイナスとなった。白金最大の生産国である南アフリカの通貨ランドも下落し、白金相場を押し下げた。

しかし、米国がメキシコとの間で北米自由貿易協定(NAFTA)で合意に至り、南アランドを含む新興国通貨が総じて反発したことが、白金相場にも好感された。もともと、現況のNY白金の770~800ドルというレンジは、リーマンショックで暴落した後の2008年11月当時の価格帯であり、値頃感が働く水準でもある。そのため、実需買いが増えている。CFTC明細によると、8月24日時点のファンドのネットショートは1万992枚であるが、実需のロングは3万0241枚に増えている。一段の下落がなければ、いずれショートカバーせざるを得ず、NY白金は下げ渋りから下値を切り上げる展開になると予想する。

tkpt0828

*東京白金予想レンジ:2750~2950円

*CFTC建玉8月21日時点:ファンドの白金売り越しは1万0992枚(前週比+810枚)と増加。総取組高は8万4057枚と前週比66枚の増加。

saya0828

*白金と金の逆ザヤは、7月3日に1526円と過去最大幅を記録した。その後は売られ過ぎから急速に縮小し1350円まで戻したが、再び1400円台へ拡大。ただ、白金の下値が近いと見れば、過去最大の逆ザヤ1526円は下回らない可能性は高いだろう。


情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。