9月12日(水)
【9月11日の海外相場および市況】
ny0912

*11日のNY外国為替市場では、米長期金利の上昇などを背景に円売り・ドル買いが進み、ドル円は111円台後半に上昇した。半導体大手ルネサスエレクトロニクスが11日、米同業のインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)を買収すると発表したことから、ドル資金需要が高まるとの思惑が広がった。インフレ懸念を背景に米長期金利が2.98%に上昇したこともドルを押し上げた。ただ、米中「貿易戦争」に対する懸念がドルの重石になっているようだ。

*11日のNY金は、3営業日ぶりに反発した。外国為替市場ではドル高・ユーロ安が先行し、ドル建て金に割高感が強まり、一時1192.70ドルまで下落し、2週間ぶりの安値をつけた。ただ、その後はユーロ売り・ドル買いの流れが一服し、安値拾いや値頃感による買い戻しが活発化し、心理的な節目である1200ドルを回復した。NY白金は小反落。

*11日のNY原油は、米国によるイラン産原油の禁輸制裁発動をにらんだ世界的な供給逼迫懸念が強まる中、大幅反発となった。トランプ政権はイラン産原油を輸入する国・企業に対し、11月にも制裁を再発動する方針。米政府はイランの輸出減少に伴う価格上昇を抑えるため、サウジアラビアなど他の主要産油国に増産を呼び掛けているが、市場では世界的な供給逼迫に対する懸念が強まった。米国の制裁再発動が要因でイラン産原油の輸出量が減少している状況や、2019年の米産油量の伸びが従来予想より鈍化するとの見方が強材料視された。米エネルギー情報局(EIA)月報では、来年の国内産油量見通しを前年比84万バレル増の日量1150万バレルとした。従来予想は102万バレル増の日量1170万バレルだった。ただ、この日は、外国為替市場でドルが対ユーロで堅調に推移し、ドル建て原油に割高感が生じたため、70ドル台の回復には至らなかった。

ハリケーン「フローレンス」は13日遅くか14日未明に米ノースカロライナ州に上陸する見込みで、沿岸の住民は避難を余儀なくされている。同州に上陸するハリケーンとしては、過去64年で最強となる可能性がある。勢力は5段階で2番目に強い「カテゴリー4」。約12フィート(3.7メートル)の高潮が発生するとの予報が出ており、避難命令が発令された。被害総額は最大で270億ドル(約3兆円)に上ると予想されている。

*11日のシカゴトウモロコシは小安い。小麦に連れ安となった。シカゴ大豆は反落。輸出契約キャンセルが嫌気された。

*11日のNYダウは、3営業日ぶりに反発。トランプ大統領は前週末、2670億ドル相当の中国産品に追加の制裁関税を課す用意があると発言し、中国政府も対抗策を講じる構えを示しり、相場の重石となっている。しかし、翌12日の報道機関向けイベントで、新型のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などを発表するとみられているアップルが大幅上昇すると、他のハイテク銘柄にも買いが波及し、相場全体を押し上げた。原油相場の上昇を眺めてエネルギー関連株にも買いが入った。貿易摩擦の悪化は懸念材料だが、一方で米経済は堅調で、押し目買いが優勢となった。


【12日の経済指標】
未定   (英) 英中銀金融政策委員会(MPC)1日目
08:50   (日) 7-9月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)  -2.0   
18:00   (欧) 7月 鉱工業生産 [前月比]  -0.7%   
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  -0.1%   
20:00   (南ア) 7月 小売売上高 [前年同月比]  0.7%   
21:30   (米) 8月 卸売物価指数(PPI) [前月比]  0.0%  0.2% 
21:30   (米) 8月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  3.3%  3.3% 
21:30   (米) 8月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]  0.1%  0.2% 
21:30   (米) 8月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  2.7%  2.7% 
27:00   (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)  N/A  N/A N/A

第181回 『おしえて陳さん』 
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