9月28日(金)
【9月27日の海外相場および市況】
ny0927

*27日のNY外国為替市場のドル円相場は、NYダウの反発を受けてドルが買われ、113円台前半に上昇した。2018年4〜6月期の米実質GDP(国内総生産)確定値は前期比4.2%増、8月の耐久財受注は前月比4.5%増だった。堅調な米経済指標が好感された。また、イタリアの財政赤字拡大に対する懸念からユーロが対ドルで急落したことや、四半期末を控えたドル需要の高まりもドル買い要因となり、は一時、年初来最高値となる113円47銭まで上昇した。

*27日のNY金は、ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感に圧迫され、続落した。終値は前日比11.70ドル1187.40ドルと、8月中旬以来約1カ月半ぶりの安値を付けた。イタリアの財政不安などを背景にドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金は割高感に押された。また、この日発表された2018年4〜6月期の米実質GDP(国内総生産)確定値が前期比4.2%増、8月の耐久財受注が前月比4.5%増と堅調だったことも、安全資産である金には弱材料となった。米連邦準備制度理事会(FRB)は26日、今年3回目となる利上げを決定。FRBは、2019年末までにあと4回、2020年にさらに1回の利上げ予想も示した。利上げはドルの上昇につながり、金相場を圧迫する。さらに、米国債利回りも押し上げられ、利子を生まない金にはマイナス要因になる。NY白金はドル高を受けて下落。

*27日のNY原油は、米国による対イラン制裁に伴う供給減少懸念などを背景に買いが優勢となり、反発した。トランプ政権が表明した対イラン制裁の再発動の11月4日まで1カ月余りとなり、世界的な供給逼迫懸念が広がっている。トランプ大統領は石油輸出国機構(OPEC)に対して増産を求めているが、OPEC加盟・非加盟の産油国は増産について消極的な姿勢を堅持。さらに、ペリー米エネルギー長官が26日、イラン産原油の供給減に伴う価格上昇を抑える手段として戦略石油備蓄(SPR)の放出は検討していないと言明したとの報も相場を押し上げる材料となった。

サウジアラビアは今後2〜3カ月、イランの減産分を補うため、原油を市場に追加供給する見通し。一方で米増産を踏まえ、来年は世界の原油需給均衡に向けて生産を抑制せざるを得ない可能性を懸念している。サウジや他の産油国は、OPECと非加盟国間で日量約50万バレル増産する可能性について、協議している。ただサウジは、現時点で公式的な増産を推し進めないと決めている。一部産油国では余剰生産能力が不足しており、速やかな生産増に応じられないとみられており、増産に関して全ての産油国から同意を得られないと判断したためだ。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は23日、主に米国による増産で、原油供給が見込まれる需要増を上回り、世界の原油在庫がだぶつく結果につながる可能性があるとの懸念を示した。


*27日のシカゴトウモロコシは反発し、1カ月ぶりの高値をつけた。米農務省が発表した週間輸出成約高は計170万トンで、市場予想(90万〜130万トン)を上回った。主要産地であるブラジルやアルゼンチンで干ばつにより収穫量が減少したことから、米国産トウモロコシへの世界的な需要が高まっている。

シカゴ大豆は、輸出需要の増加を受けて続伸。ただし、中国への輸出量は、中国政府が7月に関税措置を発動して以来、激減している。

*27日のNYダウは、米長期金利の上昇に一服感が強まったことを受け、反発した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が公表した想定利上げ回数は、2020年までは従来見通しから据え置かれたほか、21年は「0」回として15年末から続く利上げ路線の打ち止めを示唆した。これを受けて、週前半に3.10%まで上昇した米10年債利回りも低下。長期金利の急上昇に対する警戒感が後退した。ただ、米中通商摩擦の激化への懸念が重石となって上値は重かった。


【28日の経済指標】
07:45   (NZ) 8月 住宅建設許可件数 [前月比]  -10.3%   
08:01   (英) 9月 GFK消費者信頼感調査  -7   
08:30   (日) 8月 失業率  2.5%   
08:30   (日) 8月 有効求人倍率  1.63  
08:30   (日) 9月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  0.9%   
08:50   (日) 8月 鉱工業生産・速報値 [前月比]  -0.2%   
08:50   (日) 8月 小売業販売額 [前年同月比]  1.5%   
08:50   (日) 8月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比]  -1.6%   
08:50   (日) 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) [前週分] 
08:50   (日) 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) [前週分] 
10:45   (中) 9月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)  50.6   
14:00   (日) 8月 新設住宅着工戸数 [前年同月比]  -0.7%   
15:00   (南ア) 8月 マネーサプライM3 [前年同月比]  6.00%   
16:00   (トルコ) 8月 貿易収支  -59.8億ドル   
16:55   (独) 9月 失業者数 [前月比]  -0.8万人   
16:55   (独) 9月 失業率  5.2%   
17:30   (英) 4-6月期 四半期経常収支  -177億ポンド   
17:30   (英) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前期比]  0.4%   
17:30   (英) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]  1.3%   
18:00   (欧) 9月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比]  2.0%   
21:00   (南ア) 8月 貿易収支  -47億ランド  
21:30   (米) 8月 個人消費支出(PCE) [前月比]  0.4%  0.3% 
21:30   (米) 8月 個人所得 [前月比]  0.3%  0.4% 
21:30   (米) 8月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]  0.2%  0.1% 
22:45   (米) 9月 シカゴ購買部協会景気指数  63.6  62.0 
23:00   (米) 9月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値  100.8  100.0


第184回 『おしえて陳さん』 
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