【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は下落した。週初めは、北米自由貿易協定(NAFTA)で米国とカナダが合意に達したことが好感されて新興国通貨全般が上昇し、南アランド円も8月10日以来となる8.10円まで上昇した。しかし、その後は株価の下落や米金利の上昇、南アフリカの新車販売などが不振だったことが嫌気されて売りが優勢となり、7.6円台まで下落した。トルコの9月消費者物価指数(CPI)が前月比+6.3%、前年比+24.52%と市場予想を上回ったことでトルコリラが急落したことも、新興国通貨の重石となった。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続きそうだ。南アフリカの8月消費者物価指数(CPI)は前月比で-0.1%、前年同月比で+4.9%と市場予想よりも弱い結果だった。ただ、同じ新興国通貨であるトルコリラが通貨安によるインフレ高進で苦境に陥っていることから、南アフリカでも同様のことが起きるのではないかと懸念されている。米連邦準備制度理事会(FRB)が継続利上げ方針を示唆し、米長期金利が上昇しているため、ドル建ての金や白金の価格が下落していることも嫌気されている。12日には、格付け会社ムーディーズによる格付けが見直される可能性がある、現在の格付けは「Baa3」、見通しは「安定的」。

米資産運用大手ブラックロックの調査部門は、今年これまでに大きく値下がりした新興国市場の株式などの資産について、第4四半期には持ち直すとの見通しを示した。新興国市場の現地通貨建て債よりも外貨建て債が有望とした。同社は新興国市場について、ファンダメンタルズ(基礎的条件)がしっかりしている上、中国経済は底堅いとして、特に株式には回復の余地があるとした。米金融大手ゴールドマンサックスは、2019年に南アフリカの経済が回復する見込みがあると予想した。


【南アフリカ経済指標】
11日木曜日
20:00 8月製造業生産前年比前回+2.9%

12日金曜日
時間未定・ムーディーズ南アフリカ格付け

zar1009

*予想レンジ:7.50円~7.70円


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