11月9日(金)
【11月8日の海外相場および市況】
ny1108

*8日のNY外国為替市場のドル円相場は、米中間選挙後のドル買い基調が継続する中、114円台に上昇した。6日投開票の中間選は、上院の過半数を与党共和党が、下院の過半数を野党民主党が占め、大方の予想通りの結果となり、サプライズなしだったことから、ドル買いが継続した。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日の金融政策決定会合で、市場予想通り政策金利の据え置きを決定。声明で、米景気は強固なペースで拡大しているため、緩やかな利上げを継続する方針が示唆されたことも、ドル買い材料となった。米中両国がG20での首脳会談で前向きな姿勢を示していることが、リスク選好のドル買いを支えている面もあるようだ。

*8日のNY金は、ドルが対ユーロで強含みに推移する中、割高感に圧迫されて反落した。外国為替市場ではドルが対ユーロで堅調に推移し、ドル建て金に割高感が生じたため、一時1220.80ドルまで下落した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定の発表を午後に控えて調整的な買い戻しも入り、あと下げ幅を圧縮した。引け後にFRBは連邦公開市場委員会(FOMC)声明を発表したが、政策金利の据え置き決定は事前の予想通りで、声明内容もおおむね想定の範囲内だった。ただ、12月の利上げが示唆されたため、電子取引は1.60ドル安の1223.60ドルで推移している。NY白金は金に連れて3日ぶりに反落。

*8日のNY原油は、世界的な供給過剰懸念が広がる中、9営業日続落した。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した最新週の米原油在庫は、前週比580万バレル増と、7週連続の積み増しを記録。週間ベースの米国産油量は過去最大となる1160万バレルとなった。イラクのガドバン新石油相が2019年の産油・輸出量を拡大する計画を表明していたことに加え、インドネシアの国営石油会社プルタミナも19年の原油生産目標を前年比で引き上げたことなどから、世界的に供給過剰になるのではないかとの警戒感が広がり一時60.56ドルの安値を付けた。ただ、中国税関総署が8日に発表した10月の同国原油輸入量は4080万トンと前月の3721万トンから増加。エネルギー消費大国である中国の石油需要の底堅さが示されたことを好感し、60ドル台は維持された。

米国の原油生産量が直近週で1160万バレルと、過去最高を更新した。米国は今や、ロシアを抜き、世界最大の産油国になった。米エネルギー情報局(EIA)によると、米原油生産量は19年半ばにも、シェールオイル増産により1200万バレルを上回るという。

*8日のシカゴトウモロコシは反発。米農務省が11月の需給報告で米国産トウモロコシの単収、生産、期末在庫の予想を大半のアナリスト予想よりも大幅に引き下げたことが好感された。シカゴ大豆は小幅続落。米農務省が2018〜19年度の米国産大豆の期末在庫予想を、予想よりも大幅に引き上げた。

*8日のNYダウは、米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気の底堅さが確認されたことなどを好感し、小幅ながら4日続伸した。終値は前日比10.92ドル高の2万6191.22ドル。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日のFOMCで、政策金利を年2.0〜2.25%に据え置くことを全会一致で決定。景気が「強固なペースで拡大」していると声明で指摘し、改めて緩やかな利上げを続けていく方針を示唆した。市場では、ほぼ想定通りの内容だったことへの安心感に加え、景気の先行きに明るい見方が広がり、値頃感のある銘柄を中心に買いが入った。一方、8日のNY原油は、世界的な供給過剰懸念を背景に9営業日続落し、8カ月ぶりの安値を更新。エネルギー関連株が業績悪化を懸念に売られた。


【9日の経済指標】
09:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告 
09:30   (豪) 9月 住宅ローン件数 [前月比]  -2.1%   
10:30   (中) 10月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]  3.6%   
10:30   (中) 10月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.5%   
18:30   (英) 9月 貿易収支  -111.95億ポンド   
18:30   (英) 9月 鉱工業生産指数 [前月比]  0.2%  
18:30   (英) 9月 製造業生産指数 [前月比]  -0.2%   
18:30   (英) 9月 月次国内総生産(GDP) [前月比]  0.0%   
18:30   (英) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前期比]  0.4%   
18:30   (英) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  1.2%   
22:30   (米) 10月 卸売物価指数(PPI) [前月比]  0.2%  
22:30   (米) 10月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  2.6%   
22:30   (米) 10月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]  0.2%   
22:30   (米) 10月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  2.5%   
24:00   (米) 11月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  98.6   
24:00   (米) 9月 卸売売上高 [前月比]  0.8%   
24:00   (米) 9月 卸売在庫 [前月比] 

第189回 『おしえて陳さん』 
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